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韓日外相、握手もせず…ASEANプラス3外相会議スタート

柳明桓(ユ・ミョンファン)外交通商部長官と高村正彦外相は1.5メートル離れてテーブルに座った。しかし、2人の長官は日本の独島(トクト、日本名・竹島)領有権明記についての波紋で硬直した韓日関係を反映しているかのように、対話どころか握手さえ交わさず、席に着いた。

22日、シンガポールのシャングリラホテル・ バニヤンボールルームで開催された東南アジア諸国連合(アセアン)プラス3(韓日中)外相会議でのことだ。

会談場所がマスコミに公開された当初は、柳長官はかたい表情で正面を見詰めたり、テーブルの上の資料を読むことに熱中していた。陪席者は「2時間にわたる会談が終わるまで、2人は特に話すこともなく、あいさつを交わすこともなかった」と伝えた。中国の楊潔チ外相と握手を交わしたのとは対照的だった。


柳長官はこの日、会議の席では独島問題を取り上げることはなかった。高村外相も独島問題について言及しなかった。

一方、金剛山(クムガンサン)観光客殺害事件は北朝鮮を訪問して真相を調査することを希望している韓国政府の立場を各国長官に説明した。

柳長官は朴義春(パク・ウィチュン)北朝鮮外相が出席する24日のASEAN地域フォーラム(ARF)本会議で金剛山事件を公式に提起する方針だ。金剛山事件はこの日の韓米6カ国協議首席代表会談でも議論された。ヒル米国務部次官補は「50歳を超えた女性観光客を射殺するとは理解しがたい」とし、北朝鮮が調査に協力し、早く(南北)対話に応じるべきだという立場を見せたと、政府当局者が伝えた。

一方、政府は金剛山事件の直後、北朝鮮に「ARFの開催期間中に南北外相会談を開催しよう」と提案したが、北朝鮮がこれを拒む意志を表明してきたと、外交部の関係者が明らかにした。



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