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秋山成勲「ブーイングを受けて戦う選手は自分一人だけ」

 秋山成勲(=秋成勲、32)が復しゅう戦に向かう。 日本で‘悪役’として定着した自身のキャラクターを否定せず、正面突破する考えだ。

秋山は21日、日本・大阪で開催された「DREAM5」で‘狂犬プロレスラー’柴田勝頼(28)と対戦し、1ラウンド6分34秒、TKO勝ちを収めた。

試合後、秋山は「次は田村潔司選手と戦いたい。 自分のことについていろいろと言っているようだ」と話した。 これを聞いた笹原圭一プロデューサーは「興味深い対戦カードだと思う」と前向きに受け止めた。


秋山が次の対戦相手に指名した田村は、桜庭和志とともに10年以上にわたり日本格闘技を引っ張ってきた人物。 秋山の‘クリーム事件’以降、田村は「秋山の態度はよくないが、選手としては立派だ」と話すなど、妙なコメントをしてきた。

実力に関係なく、田村は秋山にとって負担となる相手だ。 秋山は桜庭戦の後、日本で‘ヒール’のイメージが定着した。 それ以降、秋山は試合に出場する度に日本のファンからブーイングを受けている。 外国人と戦えばストレスも少ないはずだが、もう一人の日本格闘技の英雄との対戦を望んでいる。

秋山は「ブーイングを喜ぶ選手はいない。 観客からブーイングを受ける選手は自分一人だけだろう。 それを受け止めたうえで自分の役目を果たせれば、もっと盛り上がると思う」と語った。

韓国とは違い日本での秋山のイメージは暗くて凶暴だ。 それと同時に強くて恐ろしい。 秋山は英雄を輝かせる悪役に満足していないようだ。 むしろ一人の力で英雄らを一人ずつ倒していこうとしている。



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