物価急騰とそれにともなう金利の上昇で、一般庶民の家計へのシワ寄せが進んでいる。
景気が停滞し、収入は減る一方なのに、支出は増え、銀行の預金や積立を解約するケースや、高金利を考慮しても、その場しのぎの金を借りるケースが増えている。
20日、韓国銀行によると2月以降、増加幅が鈍化した銀行のマイナス通帳の融資増加額は4月、1兆ウォン(約1054億円)から6月には1兆8000億ウォン(約1898億円)に増えた。韓国銀行資金市場部の関係者は「2月を頂点に減少していた融資の増加傾向は、物価の急騰に伴って5月から再び大幅に増加している」と話した。
金利の上昇で利子の負担幅が広がり、家計の住宅ローンが急速に不良化するとも分析されている。金融研究院の姜鍾万(カン・ジョンマン)研究委員は報告書を通じて「金利の上昇が続けば個人向け融資の61%を占めている住宅ローンにおいて、支払の延滞が大きく増加するだろう」と見通した。
所得に比べて借金が多い点も問題点として指摘された。姜研究委員は「昨年、韓国の家計の可処分所得と比較した金融負債比率は148.1%で、米国(139.3%)や日本(116.6%)より高い」と話した。
景気が停滞し、収入は減る一方なのに、支出は増え、銀行の預金や積立を解約するケースや、高金利を考慮しても、その場しのぎの金を借りるケースが増えている。
20日、韓国銀行によると2月以降、増加幅が鈍化した銀行のマイナス通帳の融資増加額は4月、1兆ウォン(約1054億円)から6月には1兆8000億ウォン(約1898億円)に増えた。韓国銀行資金市場部の関係者は「2月を頂点に減少していた融資の増加傾向は、物価の急騰に伴って5月から再び大幅に増加している」と話した。
金利の上昇で利子の負担幅が広がり、家計の住宅ローンが急速に不良化するとも分析されている。金融研究院の姜鍾万(カン・ジョンマン)研究委員は報告書を通じて「金利の上昇が続けば個人向け融資の61%を占めている住宅ローンにおいて、支払の延滞が大きく増加するだろう」と見通した。
所得に比べて借金が多い点も問題点として指摘された。姜研究委員は「昨年、韓国の家計の可処分所得と比較した金融負債比率は148.1%で、米国(139.3%)や日本(116.6%)より高い」と話した。
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