「消防１１９番にいたずら電話をかけた場合、２００万ウォン以下の罰金を支払わなければなりません」－－。

蔚山市（ウルサンシ）消防本部は嘘の通報やいたずら電話で業務に支障を与えた場合、消防基本法を厳格に適用し、最高で２００万ウォン（約２１万円）の罰金を課すと１６日、明らかにした。

「火災または救助や救急が必要な嘘の状況を通報した者」に対し、罰金を課す規定は１年前から施行された。しかし、今までいたずら電話で摘発されても、訓戒や反省文、再教育などを行い、再発防止を要請する水準にとどまっていた。


蔚山市消防本部のイ・キョンウ１１９状況室長は「処罰された事例がないということが知れ渡っているためか、いたずら電話が次第に増える傾向にあり、本当に緊急対応が必要な状況に深刻な支障を与えている」とし「これ以上、法規定を名ばかりのまま放置しない」と話した。

イ室長は「何気なくかけた消防へのいたずら電話が、自分の家族や隣人を危険から守る機会を奪い取ることもあるということを市民の皆さんに理解してもらえたら」と話している。