サッカーの審判は準備することが多い。

審判は両腕に時計を着用する。 片方は時間をそのまま流したままで、もう一方はストップウォッチを押しながら実際の試合時間をチェックする。 ロスタイムを正確に適用するためだ。

１試合の間に主審が走る距離は８－１３キロ程度。 グラウンドで走り回る朴智星（パク・チソン）が約１２キロであることを考えると、相当な距離だ。 神経を集中させて９０分間走れば、体重が２－４キロほど減るという。 このため時計もできるだけ軽いプラスチック製品を愛用している。


ホイッスルと陣営を決める際に使うコインも必需品だ。 国際サッカー連盟（ＦＩＦＡ）は国際審判に判定用コインを配っている。 表にはＦＩＦＡのエンブレムが、裏にはフェアプレイ（ＦＡＩＲ　ＰＬＡＹ）という文字が刻まれている。

イエローカードとレッドカード、警告と退場者を記録するためのメモ紙・筆記具も持参しなければならない。 審判が取り出したカードを奪う強引な選手もいるため、余分のカードを準備する人もいる。

主審は袖の内側の左ひじにバイブレータを着用する。 副審がフラッグに付いたボタンを押せばこのバイブレータが振動する。 副審の前で起きたファウルを主審に知らせるなど、意思疎通が必要な時に使用する。

韓国には現在２５人の国際審判がいるが、このうちホン・ウンア氏が唯一、北京五輪女子部１２人の主審の一人に選ばれた。