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韓国企業、半導体特許紛争で米国に勝訴

半導体製造工程技術の特許権をめぐる紛争で韓国のメーカーが米国のメーカーに勝訴した。

ソウル中央地裁民事合意第50部(首席部長判事:李東明)は7日、米特殊化学品メーカーのローム・アンド・ハース社が韓国の化学大手(株)SKCを相手取って起こした特許権侵害禁止仮処分申請を棄却したと明らかにした。

ローム・アンド・ハース社は半導体の平坦化工程の代表的な材料となるCMP(化学機械研磨)パッドとスラリー(slurry)で世界市場をリードしている。平坦化工程は半導体回路の表面を平坦にする技術のこと。


ローム・アンド・ハース社はSKCのCMPパッドが自社の特許権を侵害しているとして、生産の禁止を求める同仮処分を申請していた。

これに対し、判決は「SKC、ローム・アンド・ハースの両社が作る製品の製造方式と特性が異なるという点から、ローム・アンド・ハースの特許を侵害しているとは見なせない」としている。

SKCを代理人を務めた法務法人・ファウの張悳淳(チャン・ドクスン)弁護士は「今回の判決は、韓国企業が半導体の生産だけでなく半導体の工程技術でも先進国に劣らないという点を確認したもの」と説明した。



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