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物価の上昇と消費の減少で店をたたむ自営業者が増えている。 韓国飲食業中央会によると、先月廃業した飲食店は5300店、休業は1万3000店と推算される。
キム・テゴン韓国飲食業中央会広報局長は「鳥インフルエンザと牛海綿状脳症(BSE)に原油高騰までが重なり、飲食店が危機を迎えている」と述べた。
製菓店を8年間経営しているイ・ヨンスンさん(44)は「パン屋が最も厳しい」と言ってため息をついた。 年初20キロの小麦粉は1万9000ウォン(約1900円)だったが、現在は2万2400ウォンまで値上がりしている。 イさんは「最近はパン屋を引き受けようとする人がいないので、店を閉めたくても閉められない」と語った。
銭湯も厳しい。 韓国銭湯協会によると、今年1-5月の間ソウルだけで100カ所の銭湯が閉鎖した。
市場も打撃を受けている。 ソウル南大門(ナムデムン)市場で20年以上も児童服店を経営しているキム・ミョンスクさん(52)は「1年間に8回ほど新しい服で売り場の商品を変えているが、今年は5回に減らす考え」と伝えた。 客が少ないので新しい服を出しても意味がないという。
キム・キョンベ韓国スーパーマーケット協同組合連合会長は「昔はこういう危機を迎えれば政府が自営業団体長と何度も対策を議論していたが、今年は半月前に初めて会議が開かれた」とし「行政安全部と国会は民生の安定に力を注ぐべきだ」と主張した。
<第3次オイルショック>止まらない原油価格(2)
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