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◇ハイブリッド車を提供=トヨタ・日産など自動車企業は各国首脳と政府関係者の移動手段としてハイブリッド車など200台余を提供している。
トヨタはまた会議場と国際メディアセンター区間(約30分所要)を行き来するシャトルバスに水素燃料電池ハイブリッド車を提供するなど計8台のエコバスを支援した。
日本石油連盟は首脳会議に合わせて室蘭石油洞爺湖給油所でバイオガソリン販売を始めた。 CO2を吸収する植物が主原料のバイオガソリンは温室効果ガスを全く排出しない。
◇環境親和的建物=プレスセンターの留寿都国際メディアセンターも環境親和的に建てられた。 冬の間に集めた北海道の雪7000トンを地下貯蔵庫に保管し、ここから出てくる冷たい空気を循環させて建物の冷房に使用している。 雪解け水はトイレの処理水として使われる。
自然エネルギーを最大限に活用するため太陽光熱発電パネルを設置し、天井からの自然採光や自然換気などを最大限に利用している。
◇徹底したリサイクル=G8首脳会議を支援するために洞爺湖に配置された日本人スタッフの弁当の竹箸も100%リサイクルされた。 首脳会議準備期間を含め約3カ月間、警備要員と行事準備要員に提供されていた弁当は約80万個。 このうち約40万個の弁当に竹の箸が提供された。 北九州市のベンチャー企業が使用した竹箸を回収し、木炭窯で加工することになる。 竹炭は微生物を付着させる堆肥原料や脱臭剤にも活用される。
国際メディアセンターはG8会議が終わった後に解体される予定だが、ここから出てくる鉄材やアルミニウムなど建設資材は95%が建設現場に移されてリサイクルされる。
<洞爺湖サミット>G8は「Green8」…雪で冷房(1)
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