「率直に言って恥ずかしい」
韓国人出身の初の国連事務総長就任後、18カ月ぶりに故郷を訪れた潘基文(パン・ギムン)事務総長が言わんとしたことは2つだ。1つは故郷を訪れ「感無量だ」(4日到着後、何回も述べた)で、もうひとつは「韓国の格に合うよう、国際社会に貢献しよう」ということだ。特に後者を切々と強調した。自分も「このことをきっぱりと話しに来た」と述べた。李明博(イ・ミョンバク)大統領との会談でも、国会を訪問しても、母校を訪ねても、故郷村に行ったときも、彼はこの問題を説破した。
5日、ソウル奨忠洞新羅(チャンチュンドン・シルラ)ホテルで行われた韓国言論財団主催報道関係者たちとの朝食会懇談会で、潘総長は「韓国は国際社会で高い地位にある上、期待を多く受けているにもかかわらず、現実はそうではない」とし「昨日、国会での気候変化と新千年開発目標(MDGs)演説の際“国連事務総長として恥ずかしい”と表現した」と明らかにした。
潘総長は「報道関係者の皆さんも、国連で私と一緒に1年以上働けば(韓国の地位と国際社会寄与度間の乖離を見て)挫折感を覚え、頭に来るでしょう」とし「韓国民と政策責任を負う人々に真のメッセージを伝えたくて飛行機に乗って来たが、補佐陣があらかじめ準備した原稿内容をその場でぱっと変えた」と話した。
潘総長は「国連事務総長が一国の国家政策を批判することは慎まなければならないことだが、韓国のための一種の衝撃療法という意味で申し上げる」と述べた。そして「韓国が国際社会危機が発生したときの寄与度を見れば、日本の100分の1水準だ」とし「問題は、経済規模11位の国家が全世界の危機状況にその程度しか貢献していないのに、全然恥ずかしいと思わないまま、国際会議に事もなげに顔を出すという点だ」と鋭い批判を続けた。
潘総長は自分が外交通商部長・次官だったときに経験した状況まで引き出した。「青瓦台でも、国会でも、財政経済部でも原則的に国際社会寄与に対して共感して同意するとしながらも、順位をいつも下げる感じを受けていた」とし「李明博大統領が国際社会に、韓国は“この程度する”ということを見せなければならない時だ」と強調した。また我が国がどの程度貢献しなければならないのかという質問には直答を避けたまま「現在、経済協力開発機構(OECD)会員国の政府開発援助(ODA)平均規模が国民純所得(GNI)に対し0.33%なのに、我が国はわずか0.07%で5分の1だ。それでも2012年目標値を0.15%にしかしていない状態だ」と指摘し、ODAと国連平和維持活動(PKO)を拡大しなければならないと強調した。
ユニセフ(国連児童基金)のような傘下機構で使う数百億ドルの予算は大部分「自発的基金」で造成される。潘総長は「最近、食糧危機が国際社会の最大争点となった後、米国が9億ドル、日本が2億ドル、サウジアラビアが5億ドルを競って出資した」と伝え「過去、外交部が予算を要求すれば該当の部処は“自発的なのにどうして出す必要があるのか”と言った」とし「それが我々の現実なのだ」と語った。
潘総長は自分が乗ってきた特別機(ボーイング747)使用についても国際社会のために起動性を見せよとし、サウジアラビアが自発的に送ってくれたものだと紹介した。それとともに過去、 アナン国連事務総長が訪韓した時について言及した。「当時、アナン事務総長がソウルから直ちに北朝鮮に立ち寄りたいとし、チャーター機を出してほしいと言ってきたが、我が政府が“No”と言った。3000万ウォンという経費が問題だったが、私が事務総長になった後、その話が出る度に顔が赤くなる。アナン総長の訪朝が取り消されたことが、単純に飛行機の経費のためだけではなかっただろうが、いぜれにせよアナン総長は、在任10年の間で北朝鮮を訪れることができなかったと話した。
「韓国人事務総長なのでむしろ韓国民に負担を与えるのではないか」という指摘に潘総長は「この問題は事務総長でなくても、韓国という国家として恥ずかしいとしかいえない問題だ」と強調した。
潘総長はこの日の懇談会を終えて直ちに故郷である忠北陰城郡遠南面(チュンブク・ウムソングン・ウォンナムミョン)サンダン1里ウィッヘンチ村を訪れた。全国各地から観光バスに乗ってきた潘氏の宗親らと歓迎する人たちで村は祭りの場となった。この席でも潘総長は「世界のあちこちには我々より生活が困難な所が多く、大韓民国の力を待つ所が多い」とし「村、陰城、大韓民国を脱して、世界へ目を向けなければならない」と強調した。潘総長は6日、金夏中(キム・ハジュン)統一部長官との朝食懇談に続き、7日午前、日本に出発。北海道洞爺湖で開かれる主要8カ国(G8)首脳会議に出席する。
韓国人出身の初の国連事務総長就任後、18カ月ぶりに故郷を訪れた潘基文(パン・ギムン)事務総長が言わんとしたことは2つだ。1つは故郷を訪れ「感無量だ」(4日到着後、何回も述べた)で、もうひとつは「韓国の格に合うよう、国際社会に貢献しよう」ということだ。特に後者を切々と強調した。自分も「このことをきっぱりと話しに来た」と述べた。李明博(イ・ミョンバク)大統領との会談でも、国会を訪問しても、母校を訪ねても、故郷村に行ったときも、彼はこの問題を説破した。
5日、ソウル奨忠洞新羅(チャンチュンドン・シルラ)ホテルで行われた韓国言論財団主催報道関係者たちとの朝食会懇談会で、潘総長は「韓国は国際社会で高い地位にある上、期待を多く受けているにもかかわらず、現実はそうではない」とし「昨日、国会での気候変化と新千年開発目標(MDGs)演説の際“国連事務総長として恥ずかしい”と表現した」と明らかにした。
潘総長は「報道関係者の皆さんも、国連で私と一緒に1年以上働けば(韓国の地位と国際社会寄与度間の乖離を見て)挫折感を覚え、頭に来るでしょう」とし「韓国民と政策責任を負う人々に真のメッセージを伝えたくて飛行機に乗って来たが、補佐陣があらかじめ準備した原稿内容をその場でぱっと変えた」と話した。
潘総長は「国連事務総長が一国の国家政策を批判することは慎まなければならないことだが、韓国のための一種の衝撃療法という意味で申し上げる」と述べた。そして「韓国が国際社会危機が発生したときの寄与度を見れば、日本の100分の1水準だ」とし「問題は、経済規模11位の国家が全世界の危機状況にその程度しか貢献していないのに、全然恥ずかしいと思わないまま、国際会議に事もなげに顔を出すという点だ」と鋭い批判を続けた。
潘総長は自分が外交通商部長・次官だったときに経験した状況まで引き出した。「青瓦台でも、国会でも、財政経済部でも原則的に国際社会寄与に対して共感して同意するとしながらも、順位をいつも下げる感じを受けていた」とし「李明博大統領が国際社会に、韓国は“この程度する”ということを見せなければならない時だ」と強調した。また我が国がどの程度貢献しなければならないのかという質問には直答を避けたまま「現在、経済協力開発機構(OECD)会員国の政府開発援助(ODA)平均規模が国民純所得(GNI)に対し0.33%なのに、我が国はわずか0.07%で5分の1だ。それでも2012年目標値を0.15%にしかしていない状態だ」と指摘し、ODAと国連平和維持活動(PKO)を拡大しなければならないと強調した。
ユニセフ(国連児童基金)のような傘下機構で使う数百億ドルの予算は大部分「自発的基金」で造成される。潘総長は「最近、食糧危機が国際社会の最大争点となった後、米国が9億ドル、日本が2億ドル、サウジアラビアが5億ドルを競って出資した」と伝え「過去、外交部が予算を要求すれば該当の部処は“自発的なのにどうして出す必要があるのか”と言った」とし「それが我々の現実なのだ」と語った。
潘総長は自分が乗ってきた特別機(ボーイング747)使用についても国際社会のために起動性を見せよとし、サウジアラビアが自発的に送ってくれたものだと紹介した。それとともに過去、 アナン国連事務総長が訪韓した時について言及した。「当時、アナン事務総長がソウルから直ちに北朝鮮に立ち寄りたいとし、チャーター機を出してほしいと言ってきたが、我が政府が“No”と言った。3000万ウォンという経費が問題だったが、私が事務総長になった後、その話が出る度に顔が赤くなる。アナン総長の訪朝が取り消されたことが、単純に飛行機の経費のためだけではなかっただろうが、いぜれにせよアナン総長は、在任10年の間で北朝鮮を訪れることができなかったと話した。
「韓国人事務総長なのでむしろ韓国民に負担を与えるのではないか」という指摘に潘総長は「この問題は事務総長でなくても、韓国という国家として恥ずかしいとしかいえない問題だ」と強調した。
潘総長はこの日の懇談会を終えて直ちに故郷である忠北陰城郡遠南面(チュンブク・ウムソングン・ウォンナムミョン)サンダン1里ウィッヘンチ村を訪れた。全国各地から観光バスに乗ってきた潘氏の宗親らと歓迎する人たちで村は祭りの場となった。この席でも潘総長は「世界のあちこちには我々より生活が困難な所が多く、大韓民国の力を待つ所が多い」とし「村、陰城、大韓民国を脱して、世界へ目を向けなければならない」と強調した。潘総長は6日、金夏中(キム・ハジュン)統一部長官との朝食懇談に続き、7日午前、日本に出発。北海道洞爺湖で開かれる主要8カ国(G8)首脳会議に出席する。
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