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米国産牛肉、宅配注文殺到するなど売れ行き順調

 3日午後3時50分ごろ、ソウル衿川区始興洞(クムチョング・シフンドン)の肉類輸入業者エイミート精肉店のガラスの壁には「米国産牛肉売り切れ」という紙が貼られた。

エイミートの事務所側も精肉店ほど忙しく動きまわった。職員5人が休まずに鳴りつづける電話を受け取るのに席を外すことができなかった。業者側によると、前日とこの日、それぞれ約1000件の宅配注文が受け付けられた。

2日に続き、3日にも精肉店の前では「輸入反対論者」のデモが続いた。午後1時ごろには進歩政党の民主労働党(民労党)が加わり「追加交渉は国民に対する詐欺。民労党が交渉のやり直しのため国民とともに全力を尽くす」と記した印刷物を配ってデモを繰り広げた。


流通・外食業界も販売の再開を急いでいる。京畿道城南市盆唐(キョンギド・ソンナム・ブンダン)に直営精肉店を置く輸入業者アグミートは「前日、物量一部が検疫を通過した。消費者の反応を調べた後、来週初めに販売を再開する考えだ」と明らかにした。

とまどいながらも世論を見守りたいとしている業者も多い。輸入牛肉を扱う食堂「ハルウォン」のアン・ソンフンチーム長は「2か月ほど待てば米国産牛肉の輸入に反対する世論が収まると予想しており、米国産牛肉の販売を準備中だ」と話した。



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