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なぜアシアナ航空は便名に「OZ」を使っているのか。
航空会社が設立されれば、2つの国際航空機構からコード(略字)を受ける。 国際航空運送協会(IATA)と国連傘下機関の国際民間航空機関(ICAO)からだ。 1945年に設立されたIATAには、旅客と貨物を運送する世界240余の航空会社が加入している。 ICAOは47年に設立され、約190カ国が加盟している。
両機関のコードは異なる。 IATAは航空会社のコードを2文字にしている。 コードは航空券の予約と飛行スケジュールの作成に使われる。 航空券に印刷された便名がそのコードだ。 ICAOのコードは3文字。 運航や管制用だ。 アルファベットコードを受ける際の原則は似ている。 航空会社の希望をまず考慮する。 別の航空会社が使用している場合、他のコードについて航空会社と協議し、決定する。
88年に設立されたアシアナ航空はICAOに「AAR」を、AITAには「AA」を申請した。 ICAOでは「AAR」コードを使用中の航空会社がなく、すぐに決まった。 一方、IATAでは米アメリカン航空が「AA」、アラスカ航空が「AS」コードを使用していた。 悩んだ末、アシアナはたまたまオーストラリアの航空会社が返却した「OZ」コードに注目した。 「AA」「AS」が使えないため、‘オズの魔法使い’を連想させる「OZ」を使用するのがよいと判断した。 新生航空会社として神秘的な印象を与えられるという計算だった。 それで誕生したのが「OZ○○○便」名称だ。
「KE」を使う大韓航空も同じだ。 「KOREAN AIRLINES」の大韓航空は、IATAのコードを「KL」または「KA」にしようと考えていた。 しかし「KL」はオランダKLMが、「KA」は香港のドラゴン航空が使用中だったため、「KE」で登録したのだ。 飛行機の離着陸が先着順を原則とするように、航空会社のコードも先着順に配分される。
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