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「ポータル、悪性書き込みによる被害者に慰謝料与えよ」

ソウル高裁民事13部(部長判事チョ・ヨング)は2日、Aさんが「ポータルサイトが悪意の書き込みを野放しにした」とし、NHNネイバー、ダウム、SKコミュニケーションズ(NATE)、ヤフーコリアを相手に起こした損害賠償請求訴訟で、慰謝料支給判決を下した。

慰謝料金額はNHN1000万ウォン(約102万円)、ダウム700万ウォン、SKコミュニケーションズ800万ウォン、ヤフーコリア500万ウォンだ。1審はNHN500万ウォン、ダウム400万ウォン、SKコミュニケーションズ300万ウォン、ヤフーコリア400万ウォンの賠償判決を下し、ヤフーを除いては慰謝料が2倍となった。

裁判所は「ポータルがマスコミからの記事をそのまま載せずに見出しや記事の内容を特定領域に配置して容易に接するようにすれば“類似編集行為”にあたり、メディアのような損害賠償責任を負担する」と説明した。また「ポータルは名誉を毀損する文を必ずしも削除する義務があるというわけではないが、掲示の目的、内容、掲示期間と方法、それによる被害を考慮する際、不法行為を傍助したと判断されれば削除の要請がある前でも関連掲示物を削除、あるいは検索を遮断するなどの措置を取らなければならない」と明らかにした。Aさんは2005年5月、交際したBさんが自殺した後、Bさんの母親が「Aさんに責任がある」という趣旨の文をサイワールドに書き込んで身元情報まで公開すると、同時に異なるサイトにも広がって悪意の書き込みが増えたことから訴訟していた。

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