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先月26日、愛知県刈谷市のデンソー本社で会った加藤宣明社長(59)は「自動車の電子化はハイブリッド・燃料電池車など先端の親環境車であるほど加速する」とし「環境技術だけでなく、事故を防止する安全技術の発展に力を注ぐ」と述べた。 加藤社長は先月25日、社長に就任した。
デンソーは昨年4兆669億円(約46兆ウォン)の売上高を記録、独ボッシュを抜いて初めて世界自動車部品業界トップに立った。 営業利益も過去最高の3487億円(約3兆4000億ウォン)となった。
加藤社長は1971年に慶応大学商学部を卒業し、デンソーに入社した。 05年にヨーロッパ工場社長を務め、07年には専務に昇進した。
--経営目標は。
「デンソーは自動車企業が注文した通りに生産するというよりも、必要な部品をまず開発して提案する能力が優れていたために成功した。 新車開発で自動車企業の同伴者になったということだ。 こうした強みをさらに強化し、売上高の40%を占める海外工場の技術と品質を日本レベルに引き上げたい」
--デンソーは生産ラインに設置するロボットを自社で製作している。 検査ロボットの水準は世界最高といわれる。
「自動車部品は品質が命だ。 人が一部門を検査するには0.8秒かかるが、ロボットはもっと正確で、しかも0.5秒しかかからない。 05年に検査ロボットをほとんどの組立ラインに設置した。 ロボットを製作する点がデンソーの競争力だ」
--トヨタだけに安住しない独立性がデンソーの競争力の秘訣だというが。
「トヨタはデンソーの売上高の49%を占める最大の顧客だ。 しかしトヨタ以外のホンダや日産、米ビッグ3(GM・フォード・クライスラー)の比率が半分を超える。 トヨタの経営干渉はありえない」(加藤社長はデンソーグループという表現を使った。 デンソーでは200余の子会社に役職員11万人が勤務している。 トヨタはデンソー株の22%を保有している)
--自動車部品企業の規模は重要か。
「新技術で自動車企業をリ―ドするには規模が大きくなければならない。 大規模な研究開発投資が伴わなければならないうえ、2、3次部品企業の技術を先導する必要がある」
--韓国の自動車産業は労組問題に悩まされている。 デンソーはどうか。
「49年にトヨタから分社した後、全体従業員の3分の1人にあたる約500人を解雇した。 その後、正常化したことで全員を復職させた。こうした点が健全な労使関係の基盤になった。 それ以降、デンソーではストライキがなかった。 労使は会社の成功のために走る同伴者のような関係だ」
--デンソー社長の任命方法は。
「深谷紘一前社長(現副会長)が4月末に社長内定を通報した。 トヨタの干渉はなかった。 社長は組織に終わりのない挑戦課題を与え、変化を率いていくリーダーシップが必要だ。 私もその後任を育てたい」
◇デンソー=14のトヨタグループ系列会社のうち、トヨタ自動車に次いで規模の大きい系列会社。 49年にトヨタ部品事業部から日本電装という名前で分社した。 絶えず品質向上に力を注いでいる。
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