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原油価格の高騰に連動して各種の燃料・石油化学製品の価格が上昇し、人々の生活も厳しくなっている。
経済協力開発機構(OECD)傘下の国際エネルギー機関(IEA)は2日に発表した「中期原油市場報告」で、「最近の原油価格の上昇が投機によるものだと判断できる根拠はない」という見方を示した。
これは「過度な投機マネーが原油先物市場に流れ込み価格が非正常的に上昇した」という一部の解釈を否定するものだ。投機が理由ならば原油価格の高騰がいつかは止まるはずだが、「原油不足」という構造的な問題ならば原油高が続く可能性があるということだ。
国内で主に消費される中東産ドバイ原油の相場は1日、国際現物市場で1バレル=0.4ドル高の136.56ドル(約1万5000円)で終了し、過去最高値を更新した。
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