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仁川「最初史博物館」11月開館へ

仁川港(インチョンハン)は1883年に開港されて以来、西欧の文物が流入する関門となっていた。19世紀後半から20世紀前半まで仁川港は、西洋と日本・中国などから新しい文物を積んできた船で込み合い、「開化」の出発地の役割を果たした。

そのために仁川には「最初」となった近代文物の発祥地が数え切れないほど多い。最初の洋式公園、ホテル、劇場、マッチ工場、サイダー工場、証券市場、灯台など、いずれも仁川で始まった。

今でも仁川港周辺の旧都心部を歩いてみると、石造りの洋式建物や和風の木造住宅がたくさん残っており、タイムスリップしたような感じを与える。このように仁川で始まった近代最初の文物を一カ所に集めた博物館が開館する。


仁川市と中区(チュング)は29日、同区中央洞(チュンアンドン)1街にある日本の旧第一銀行(第一国立銀行の前身)仁川支店ビルに20億ウォン(約2億円)をかけて「仁川・韓国最初史博物館」を11月に開館すると発表した。

最初史博物館が入居する第一銀行ビルはドーム型の屋根などルネサンス様式を取り入れた石造りの2階建て。1899年、仁川の日本租界(日本人街)内に建築され、朝鮮(チョソン)銀行と韓国銀行の仁川支店に使われた。



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