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韓国経済、6カ月連続赤字

物価6%を超える見通し

原油高の波に襲われた“韓国経済号”に遭難の危機が迫っている。

5月の経常収支は6カ月連続で赤字を更新した。5月に4.9%も上昇した消費者物価は今月、6%以上急騰すると見られている。下半期の経済成長率も著しく低下する見通しだ。経済がこのように全体的に困難な局面を迎えているが、米国産牛肉問題で窮地に陥った政府は、この波をかき分けるための明確な策を打ち出せずにいる。


◇赤信号が灯った経済=原油高が韓国経済に本格的な影響を与え始めている。27日、韓国銀行によると5月の経常収支は3億7750万ドル(約400億7000万円)赤字だった。経常収支の赤字が増加すれば、為替レート上昇→輸入物価の上昇→消費者物価の上昇→成長率下落の悪循環に陥る可能性が高い。このような状況になれば、庶民の生活がますます厳しくなる。

政府は原油高対策に取り掛かったが、どれほどの効果を得られるのか未知数だ。企画財政部と知識経済部によると、政府は原油価格の水準に合わせて、2段階の対応案を用意している。2段階(ドバイ原油基準、1バレル当たり170ドル、約18000円)の状況なら、油類税を引き下げ、タクシーについてもガソリン価格の還付金を支援する方針だ。1段階(バレル当たり150ドル、約16000円)では民間に対して、自動車5部制または2部制の施行と、営業時間の規制など、強力なエネルギー節約措置に着手する計画だ。



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