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仁川アジア大会の準備進まず…「競技場の建設は環境破壊」

2014年、仁川(インチョン)で開かれるアジア大会の準備がはじめからてこずっている。

グリーンベルト活用及び国費支援規模に対する中央政府との異見で、主競技場など施設の準備が進んでいない。

24日、仁川市によると計38種目の競技が行われる2014アジア大会に備え、主競技場を含む21の競技場を新たに作る計画だ。残り19の競技場は既存の競技場及び富川、安山など隣近都市の競技場を活用することにした。


これによって仁川市は先月末、西区一帯のグリーンベルト内に7万人収容規模の主競技場と4000世帯の選手村を作ることを骨子としたアジア大会競技場建設計画案を政府に提出した。仁川市はこれとともに開・閉会式が行われる主競技場建設のために設計公募展を行い、来年10月に着工することを決めた。

しかし国土海洋部など関連官署は、過剰投資および緑地破壊などの理由を挙げ、このような施設計画にまったをかけている。国土海洋部側は「グリーンベルトに競技場と選手村を建設すれば、緑地破壊面積が大きくなる」として反対している。文化体育観光部は「文鶴ワールドカップ競技場を主競技場とするなど既存競技場を最大限活用しなければならない」という立場で、企画財政部も国際大会開催にかかわる国費支援規模を大きく減らす方針であるということだ。

これに対して仁川市は2014年、アジア大会の国際的地位や付加価置を過小評価した見方だとして中央政府の積極的な支援を呼びかけている。安相洙(アン・サンス)仁川市長は「2014年になると名実共にアジアの時代が到来する」とし「アジア大会は2006年のドーハ大会から国際スポーツマーケティングにおける重要な場」だと話した。

政府の「既存競技場活用」方針について仁川市は、サッカー専用球場を前提に建設された文鶴ワールドカップ競技場(5万席)ではアジアオリンピック評議会(OCA)の基準(7万席)に満たないという見解だ。チョン・デユ仁川アジア大会支援本部長は「2010年、中国広州アジア大会主競技場8万席規模とも格差が開き、開・閉会式そのものが難しい実情だ」と話している。



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