|
また許市長は「従来の国、領土を中心とした時代からヒト、モノ、カネが都市に集まる時代に変化している」とし「このような世界史の流れの中で、釜山が生き残る道は都市国家化することだ」と強調した。許市長とのインタビューは5月末に釜山市庁で行われた。
許市長が述べる“都市国家”とは国を超越した政治体系や独立国家を意味するのではない。釜山発展研究院のカン・ソングォン博士は「国家という枠組みの中でも自主的、自律的に動くのが都市の概念だ」と定義している。カン博士は「釜山を各種規制のない国際自由都市にし、権限と裁量権を拡大すれば、シンガポール型の都市国家にできる」と説明した。許市長は「都市国家になるには、高度な自治権(ノービザ、無規制)、経済的自律性(無課税、無争議)、先進教育、医療システムが整備されなければならない」とし「(中央政府の)規制を解除し、(地方に)譲渡してほしい」と主張している。
★ 関連記事 釜山-福岡「国境を越えた経済圏」形成へ
この記事を読んで…