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「どんどん避難民体験イベントに参加してください」--。
江原道束草(カンウォンド・ソクチョ)市立博物館は24-25日、博物館と失郷民(故郷が北朝鮮にある人)文化村で避難民体験イベントを行う。
韓国戦争(1950~53年)が勃発した6月25日を迎え、戦争世代には思い出を、戦後世代には戦争の実像と痛みを、それぞれ経験してもらうためだ。
イベントでは、君と私のネームプレート作り、おにぎりと麦餅など避難時保存食作り、避難民の服試着イベントなどとともに、韓国戦争による別れ、再会、待つことをテーマに“失郷”の哀歓を芸術に昇華させた楽劇『オマイ、アバイ』(「お父さん、お母さん」という意味)が公演される。
また束草地域の失郷民が復元した北青獅子(ブクチョンサジャ)ノリ(獅子の衣をまとってまねをする)とプンムルノリ(伝統楽器の演奏)の公演、避難服のファッションショーなどのほか、映画『トンマッコルへようこそ』も上映する。
これとともに南北(韓国・北朝鮮)分断の壁に描いた絵画展、寧越郡東江(ヨンウォルグン・トンガン)写真博物館が所蔵するイ・ヒョンロク写真展の巡回展示会も開催される。束草市は失郷民の第1~3世代が6割を占めるほどの失郷民都市で、06年から避難体験イベントを開催している。
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