ソフトパワーを正しく評価するためには外部の評判や好感度だけでなく、自信もともに考慮されなければならない。
韓国人はスポーツ・歴史・文化に対する自負心が政治経済的な成就に対する評価よりも優勢であることが分かった。 しかしスポーツ・歴史に対する自負心は中国や日本でも高く表れた。 結局、これら領域での行き過ぎた競争は「過剰民族主義」として表出する可能性があり、国家間の葛藤の素地になることも考えられる。
韓流熱風は文化領域で韓国人の自信を高め、韓国の大衆文化を眺める外部の見方も変わった。
しかし韓流の魅力はベトナムや中国では通用したが、米国人を魅了するには力不足だった。 また人的資源および知識基盤領域での韓国に対する評価は米国・日本に大きく及ばず、中国よりも低かった。 情報技術(IT)強国という自負心にもかかわらず、韓国の科学技術に対する成就も高い評価を受けることはできなかった。
韓国は政治・外交領域で産業化と民主化を最短期間に達成した国として開発途上国のベンチマーキング対象になっている。 しかし政治体制および経済的成就に対する韓国人の自負心は非常に低かった。 10人のうち8-9人が否定的に評価した。 こうした評価は盧武鉉(ノ・ムヒョン)政府に対する失望感と国内政治に対する否定的な認識が「政治嫌悪」水準に到達したためとみられる。 韓国のソフトパワー強化のためには政治的な冷笑主義克服や民主化過程のブランド化などが必要と判断される。
経済領域では高度経済成長による期待はあるが、その恩恵を十分に受けられなかったという不満とはく奪感が高かった。 また三星(サムスン)・LGなど世界的に成長した企業イメージが韓国製品全体のブランド価値を高めるのに寄与しなかった側面がある、という回答が多かった。 中でも米国人と日本人は韓国製品の品質に対して否定的だった。 韓国との経済関係が自国経済に及ぼす影響力と自由貿易協定(FTA)相手国として韓国の魅力が相対的に低く評価され、経済的なソフトパワーは不足していることが明らかになった。 半面、韓国人は自国製品に対して強い愛着と自信を持ち、中国や東南アジア国家では認められていることが分かった。
さらに激しくなった地球村のソフトパワー競争では、外部の評判と国家自負心の好循環構造の中で国家の魅力度を高めることが非常に重要だ。 韓国も例外ではない。 特に周辺強大国とのハードパワー格差に比べソフトパワー格差がはるかに小さいという点は「北東アジア小国」の韓国がなぜソフトパワー強国の道を選択しなければならないのかという点に対して解答を提供している。
★ 関連記事 ‘ソフトパワー’ 競争時代…韓国人の‘米国好感度’は牛肉問題で低下
韓国人はスポーツ・歴史・文化に対する自負心が政治経済的な成就に対する評価よりも優勢であることが分かった。 しかしスポーツ・歴史に対する自負心は中国や日本でも高く表れた。 結局、これら領域での行き過ぎた競争は「過剰民族主義」として表出する可能性があり、国家間の葛藤の素地になることも考えられる。
韓流熱風は文化領域で韓国人の自信を高め、韓国の大衆文化を眺める外部の見方も変わった。
しかし韓流の魅力はベトナムや中国では通用したが、米国人を魅了するには力不足だった。 また人的資源および知識基盤領域での韓国に対する評価は米国・日本に大きく及ばず、中国よりも低かった。 情報技術(IT)強国という自負心にもかかわらず、韓国の科学技術に対する成就も高い評価を受けることはできなかった。
韓国は政治・外交領域で産業化と民主化を最短期間に達成した国として開発途上国のベンチマーキング対象になっている。 しかし政治体制および経済的成就に対する韓国人の自負心は非常に低かった。 10人のうち8-9人が否定的に評価した。 こうした評価は盧武鉉(ノ・ムヒョン)政府に対する失望感と国内政治に対する否定的な認識が「政治嫌悪」水準に到達したためとみられる。 韓国のソフトパワー強化のためには政治的な冷笑主義克服や民主化過程のブランド化などが必要と判断される。
経済領域では高度経済成長による期待はあるが、その恩恵を十分に受けられなかったという不満とはく奪感が高かった。 また三星(サムスン)・LGなど世界的に成長した企業イメージが韓国製品全体のブランド価値を高めるのに寄与しなかった側面がある、という回答が多かった。 中でも米国人と日本人は韓国製品の品質に対して否定的だった。 韓国との経済関係が自国経済に及ぼす影響力と自由貿易協定(FTA)相手国として韓国の魅力が相対的に低く評価され、経済的なソフトパワーは不足していることが明らかになった。 半面、韓国人は自国製品に対して強い愛着と自信を持ち、中国や東南アジア国家では認められていることが分かった。
さらに激しくなった地球村のソフトパワー競争では、外部の評判と国家自負心の好循環構造の中で国家の魅力度を高めることが非常に重要だ。 韓国も例外ではない。 特に周辺強大国とのハードパワー格差に比べソフトパワー格差がはるかに小さいという点は「北東アジア小国」の韓国がなぜソフトパワー強国の道を選択しなければならないのかという点に対して解答を提供している。
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