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行き場を失った資金、MMFに流入

行き場を失った資金がマネーマーケットファンド(MMF)に集まっている。 物価急騰で銀行預金の実質金利が事実上マイナス水準に落ちたうえ、国内外の株式市場が急落し、適切な資金の置き場がないからだ。

資産運用協会によると、11日の一日間だけでMMFに1兆3240億ウォン(約1400億円)の資金が流入した。 12日にも8256億ウォン増えた。 これに伴いMMF設定額は78兆ウォン台に増えた。 先月末に比べ3兆ウォン、年初に比べると30兆ウォン以上増えている。 純資産額基準ではすでに80兆ウォンを超えた。

一方、銀行預金は増加幅は大きく減った。 韓国銀行(韓銀)によると、先月の当座預金は6643億ウォン増に終わり、4月(2兆735億ウォン)の3分の1にもならなかった。 貯蓄性預金も7兆802億ウォン増にとどまった。 これは4月(9兆7277億ウォン)の70%水準。


国内株式型ファンドは株価の動きに伴って資金の流れも変わる。 11日は221億ウォンが流出したが、12日には1937億ウォンが流入した。 株式市場の資金事情が分かる顧客預託金も同じだ。 5月20日に11兆3892億ウォンまで増えたが、5日には9兆9950億ウォンに減った。 11日現在、10兆4007億ウォンまで増えている状態だ。

三星(サムスン)証券のオ・ヒョンソク投資情報パート長は「預金・株式・不動産ともに投資環境がよくないため、市中資金の短期浮動化現象は当分続くだろう」と予想した。



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