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「アジア・ソーラーバレー」目指す忠北道



先月20日、忠清北道陰城郡蘇伊面大長里(チュンチョンブクド・ウムソングン・デジャンリ)で、現代(ヒョンデ)重工業太陽光熱発電事業第1段階工場の竣工式が開かれた。

6万6000平方メートルに建設されたこの工場は、太陽光熱とモジュールを年間30メガワットずつ生産し、1000億ウォン(約100億円)の売上高が見込まれている。 雇用創出も約450人にのぼる。


この工場の本格的な稼働は、忠北道が推進する「アジア・ソーラーバレー」推進の第一歩となる。

◇太陽光熱産業工場の新築相次ぐ=忠北道によると、第1段階工場を竣工した現代(ヒョンデ)重工業が、第2段階として2000億ウォンを投じ、先月初め、陰城郡蘇伊面大長里一帯(6万7000平方メートル)で第2工場(建築延面積2万4900平方メートル)に着工した。 09年末に第2工場が完工すれば、2010年からは太陽光熱とモジュールの生産が300メガワットずつに増え、560人の雇用創出効果も期待される。

昨年7月に忠北道と投資了解覚書(MOU)を締結した韓国鉄鋼も1次として産業団地6万6000平方メートルを確保したのに続き、9月には追加で3万平方メートルの売買予約を終えた。

このように各企業の太陽光熱産業進出が相次いでいるのは、忠清北道が国土の中心に位置し、ソウルなど全国へのアクセスが便利で、物流費負担が他の地域に比べて少ないからだと、忠北道は分析している。 忠北道はこれら工場がすべて完工する2020年までに2000人の雇用創出効果があると見込んでいる。

◇「アジア・ソーラーバレー」に育成=忠北道は道内に太陽光熱産業基盤が構築されたことを受け、忠清北道を「アジア・ソーラーバレー」に育成するための中・長期戦略の樹立に入った。忠清北道が国土の中心に位置し、物流費を節減できるほか、清州(チョンジュ)空港があり海外バイヤーのアクセスが便利な点、さらに道内に太陽光熱産業を支える半導体および2次電池企業、大学、研究センターなどが少なくない点などを考慮している。

鄭宇沢(チョン・ウテク)忠清北道知事は「忠清北道を太陽光熱産業のハブにするための雰囲気は醸成されている」とし「近く出される中・長期計画は、政府の太陽光熱住宅普及事業などに合わせて推進する計画」と述べた。

また鄭知事は「原油高が続き、国家間のエネルギー資源確保競争が進んでいる状況で、太陽光熱発電事業に対する投資が急増している」とし「今後、戦略的企業の投資情報を速かに入手し、積極的に誘致活動を行っていく」と明らかにした。



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