通称「南大門」と呼ばれる韓国の国宝1号・崇礼門(スンネムン)が全焼する惨事から4ヶ月が過ぎました。瓦礫の山がようやく取り除かれ、今月から被害の詳細調査、復元のための設計作業がはじまりました。
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崇礼門の美しかった楼閣の1階部分は10%、2階部分は90%が焼失しました。再建のため必要となる直径60cm以上の松の木600本以上は、山林庁が文化財復元のために特別管理している山から調達されます。
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もっとも損失の激しい屋根瓦は95%が失われました。修復のために必要な瓦は2万5000枚。それらは全て、伝統の作り方にそって作り直される予定です。
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中央通路の色鮮やかな虹霓門(ホンイェムン)は、99年ぶりの公開からわずか2年で黒い灰をかぶることになってしまったものの、かろうじて焼失から免れました。
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現在、崇礼門は復元工事のため誰も入れないようにぐるりと壁で取り囲まれていますが、「門」の今を知りたい人々の要望にこたえ、内部が見られるように壁に窓がつけられました。市民は窓を通じて崇礼門をずっと見守り続けます。
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植民地時代に取り壊された崇礼門の左右の城郭と地盤も、今回の修復工事を機に復元されることになりました。崇礼門が美しい元の姿に戻る日はいつでしょうか。
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崇礼門の本格的な復元工事は2010年1月から始まり、2012年12月に竣工予定。復元とともに、付近には展示館も設立されるそうです。美しく再整備された崇礼門の完成が待ち遠しいですね。※写真は特別許可を得て撮影しました。
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