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ライス長官は「国家利益を考え直す、新しい世界のための米国の現実主義」(Rethinking the National Interest:American Realism for a New World)と題した寄稿で、米同時テロ後の新たな変化を模索してきた8年間の米国外交を回顧しながら、このように明らかにした。
「民主的同盟」という表現はアフリカに言及する部分で出てきた。 ガーナ、リベリア、マリ、モザンビ-クなどに言及しながら「アフリカでも新たに浮上する民主的同盟国があるといえる」と記述した。
ライス長官は韓国について、貧困と独裁から抜け出す鼓舞的な旅程をたどった、と短く言及した。 また、韓半島の北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議を例に挙げながら、国際協力がこれまで以上に大切な時期だと強調した。
ライス長官は、自身が00年に米国がロシア・中国・インド・ブラジルなど強大国との関係を正常化しなければならない、と警告した事実を振り返った。 またロシアと中国とは競争と協力が同時に進む複雑で微妙な関係だと説明した。
ライス長官は、「永遠の同盟国は存在しない」というパーマストン子爵の言葉を信じる、とした。 大西洋を挟んだアフリカ・ヨーロッパとの同盟持続と回復をその理由の一つに挙げた。
ライス長官はまた、米国に永遠の同盟国はないし、同じ利益を共有する国がすなわち同盟国とし、 テロリストに対抗して戦う国が米国の友人であり同盟国だ、と主張した。 さらに民主的同盟とは単純に米国との外交関係に終わるのではなく、テロリズムと極端主義に対してともに戦い、全地球的な挑戦に対処し、人権と人間の尊厳性を守りながら新しい民主主義を支援するのに協力しなければならない、と強調した。
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