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無差別殺人容疑者、ネットに計画を公開/日本

東京秋葉原の路上で、通行人らを刺して7人を殺害、10人に重軽傷を負わせた容疑者が、犯行前にネット掲示板に詳しい犯行計画を公開していたことが分かった。

日本の各メディアは9日、今回の無差別殺傷事件で、殺人未遂の現行犯で逮捕された加藤智大容疑者(25)が、犯行の数時間前から数回にわたり、犯行の場所などを正確に書いた内容を、携帯電話のネット掲示板に書き込んでいたと報じた。

同容疑者は最初の書き込みで「秋葉原で人を殺します」としており、2番目の書き込みは「車でつっこんで、車が使えなくなったらナイフを使います。みんなさようなら」という内容だった。同容疑者は、秋葉原で携帯を利用して送った最後の書き込みでは「時間だ」とし、それから20分後に計画を実行に移した。


工場で働く生産職労働者とされる加藤容疑者は、ほかの平凡な日本の若年層と同じく、コンピューターゲームやアニメーション映画に夢中になるタイプだった。共同通信によると、同容疑者は中学校時代に学校の文芸誌を通じて、コンピューターゲームの女性キャラクターを「最も好きな人」に選んだ。

▽日本政府、銃刀法の規制強化を検討=今回の犯行に「ダガーナイフ」と呼ばれる刃渡り13センチの多目的ナイフが使われたことが確認された後、小型ナイフの所持に対する規制を強化すべきだという声もあがっている。

日本のどこででも、一般の商店で簡単に購入できるダガーナイフは、刃渡りが広く形が多様で、野外活動などさまざまな用途で使われる。町村信孝官房長官はこれに関し「小型ナイフなど銃刀法への規制強化について協議する必要がある」と述べた。

白昼に大勢の人々でにぎわう中心部で、不特定多数を狙った無差別殺傷事件が起きたのを受け、日本社会は大きな衝撃と悲痛に包まれている。9日午前、事件が起きた秋葉原の現場には、犠牲者を追慕するため、花束やマンガ本、飲み物などを手にした市民の訪問が相次いだ。同日は雨が降り、花束や贈り物などが濡れないようにするためのテントが張られた。

加藤容疑者は車から降りた所で1回目の犯行を行った後、向かい側の歩道に渡っており、警察に取り押さえられる瞬間でさえも2回目の犯行対象を探していたという。



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