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<平壌は今>道路、住宅…平壌は巨大な工事現場(3)

最近大々的な規模で進められている平壌の道路舗装工事とマンションのリモデリングなどには莫大な外貨が注ぎ込まれている。

いくら「自力更正」を強調する北朝鮮でも、最小限の道路舗装のためのアスファルトは海外から輸入するほかない。

今回の取材に同行した韓国交通研究院の安秉珉(アン・ビョンミン)北東アジア・北朝鮮センター長は「北朝鮮が舗装中の平壌市道路の場合、4車線を基準とすれば約150キロになる」とし「国際相場で計算すればアスファルト価格だけでも1億ドル(約1000万円)~2億ドルがかかる」と話した。


ならばこのように莫大な資金を北朝鮮はどこから調達しているのだろうか。専門家は、北朝鮮経済の特性上、国が進める建設工事には、アスファルトを除いたそのほかの資材と労働力には大きな費用がかからないと見ている。

実際95年に完工した平壌-妙香山(ミョヒャンサン)区間の高速道路(150キロ)を舗装する当時に投入された外貨は2000万ドルにすぎないとされる。アスファルトも、一定部分は中国から支援を受けた原油を加工する過程で生産が可能だ。

そうだとしても今回の工事の規模から考えて、少なくない外貨が投入されていることには間違いない。これに対し専門家は党や内閣や軍部で運営中の数百の「外貨稼ぎ機関」が総動員されているものと判断している。これらの外貨稼ぎ機関が1年に稼ぐ外貨は数億ドルに達するとされる。特に今年が北朝鮮政府樹立第60周年であるだけに「革命資金」と呼ばれる党の資金も平壌市現代化事業に投入されたものとみられる。



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