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小さいマニュアル車の燃費(燃料消費効率)がよいことはほとんどの人が知っている。 しかし原油高時代といっても、家族用のセダンが必要な人には軽自動車を勧めることはできないものだ。 オートマ(AT)限定免許を持つ人にマニュアル(MT)車の燃費がよいと話したところでどうにもならない。
そこで自動車種類別の‘燃費王’車を選んでみた。 エネルギー管理公団ホームページ(bpm.kemco.or.kr/transport)に提示された公認燃費を基準にした。
国内車の燃費はどんぐりの背比べだった。 各部門で複数の車が同時に1位になるのもこのためだ。 しかしその中でも唯一優れた燃費を誇る車があった。
国内車‘燃費王’全体1位は「アバンテ」ディーゼルMT車(1リットル当たり21キロ)だ。 排気量が半分水準である「マティス」のMT車を上回る。 通常、軽油車はガソリン車に比べて燃費が20%以上よい。
燃費競争が激しい小型ガソリンAT車部門では、「ジェントラ」1.2Lモデル(15.4キロ)が「ベルナ」(13.3キロ)や「プライド」(13.1キロ)を抑えて1位となった。 もちろん排気量が200cc小さいため、同級とはいえない。
概して新型の車であるほど同級車種に比べて燃費がよいことが分かった。 「i30」MT車は「アバンテ」(15.8キロ)をわずかに上回った。 「ベルナ」軽油AT車は同級の「プライド」(16.9キロ)に比べ燃費がよかった。
中型SUV(スポーツタイプ多目的車)MT車でも、昨年末発表された「QM5」が「ウィンストーム」(14.5キロ)と「サンタフェ」(14.4キロ)を上回った。 しかし軽油AT車の燃費はむしろ「サンタフェ」のほうがよい。
輸入車はブランドと車種が多いだけに、燃費の差も大きかった。 最も多様な車種が競合するのはディーゼルAT車セダン部門。 小型と中型車ではディーゼルモデルのラインアップが充実したフォルクスワーゲンとプジョーが予想通り1位となった。 大型車では「ボルボ」(13キロ)が「ベンツE220CDI」(12.5キロ)、「ジャガーXF2.7D」(12.2キロ)、「クライスラー300C」(11.9キロ)、「アウディA6 2.7TDI」(11.8キロ)、「プジョー607」(11キロ)などに比べて燃費が良かった。
軽油車部門がヨーロッパ車の戦いなら、ガソリン車はホンダやレクサスなど日本車が優位となった。 しかし意外にも大型車では「アウディA6」(10.8キロ)が公式燃費で「レクサスGS350」(10.3キロ)と「レクサスES」(9.8キロ)を上回った。 しかし排気量の差を勘案すればその差は大きくない。
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