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西欧陣営が参加をボイコットした80年のモスクワ五輪を除いては、男子または女子が常に五輪の舞台に立ってきた。 球技種目のうち五輪で初めてメダルを獲得した種目も76年モントリオールの女子バレーボール(銅メダル)だった。
そのバレーボールが今回の北京五輪には男女ともに出場しない。 地域または世界予選での拙戦でチケット獲得に失敗したからだ。
時計の針を4年前に戻してみよう。 04年5月に男子バレーボールがアテネ五輪予選で脱落した際、大韓バレーボール協会は「バレーボールのプロ化を通じて競争力を高め、4年後には絶対に失敗しない」と誓った。
プロバレーボールが発足し、競技力も4年前に比べて向上したというのが大半の意見だが、今回はなぜ脱落したのだろうか。
先月の北京五輪予選で女子が出場権獲得に失敗した際、バレーボール協会は「プロ球団の非協力的な態度のため」「7ラウンドまで続いた殺人的なリーグ日程のため」とし、韓国バレーボール連盟とプロ球団側に責任を転嫁した。 今回もバレーボール協会は同じ言い訳をしている。
プロ球団側が積極的に協力しなかったのは事実だ。 男子の場合、主要プロチームの監督がバレーボール協会の代表チーム監督の話を断り、主力級の女子選手は球団の‘推奨’で次々と手術を受けるなど、珍しい光景が見られた。 キム・ヨンギョン、ファン・ヨンジュ(ともに興国生命)、チョン・デヨン(GSカルテックス)がそうだ。
こうした理由で五輪予選敗退を正当化できるだろうか。 代表チームの管理は全的にバレーボール協会の役割だ。
男子監督の場合、長い間現場を離れていた人を起用し、「競技感覚が落ちる」という指摘が早くから出ていた。 プロ球団との協力問題も、バレーボール協会がよい雰囲気をつくって理解を求めるのが当然だ。 実務者に任せっきりだったバレーボール協会の執行部が、後になって責任を転嫁するのも見苦しい。
プロバレーボールを掌握するバレーボール連盟の執行部が来月刷新される。 この際、‘無能’という札がつけられたバレーボール協会も全面刷新の姿を見せるものと期待したい。
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