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「牛肉交渉がいくら誤っていたといっても、そのことで政権の退陣を主張するのは憲政の秩序の原則に合わない」--。
これまで政局懸案に対して沈黙を守ってきた盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領前大統領が、退任100日ぶりに口を開いた。
盧前大統領は7日夕方、慶南梁山で行われたノサモ(ノ・ムヒョン後援会)定期総会祝辞で「時局関連の発言をちょっとする」とした後、このように述べた。「(政権の退陣主張は)一度叫ぶことはできるが、実際に信じて追いやってはいけない」と述べた。
盧前大統領はまたろうそくデモ隊が青瓦台に行進したことについて「賢明ではない」とし、否定的見解を明らかにした。また「青瓦台で暮らしてみてよく知っている」と会員たちの笑いを誘い「大統領として(青瓦台行進は)特に怖がらせるものでもなく、気分が悪いだけで所得もない。だからしないほうがいいだろう」と述べた。盧前大統領は「ろうそく集会の威力がこれほどまですごいとは思わなかった。これまで米国がこれほどまでに控え目で、慎重な態度をとったことがあったか。市民が、そして国民が恐ろしいということを今一度感じた」と感想を述べた。しかし「大統領に多くのことを要求はできるが、大統領にできることには限界があり、要求するなら適切な水準でしなければならない」と強調した。
盧前大統領は「李明博大統領が5年間、国政をうまく導いて進められるように、皆さんが助けてあげるのがいいと思う」とし「すぐは気が乗らないかもしれないが、それこそ正しい道であり、皆さんも役に立てる」という言葉で40分間の祝辞をまとめた。
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