ブッシュ米大統領は７日、米国産牛肉の安全性について韓国の消費者が激しく反発している状況に関し「韓国に生後３０カ月以上の牛肉が輸出されないよう、具体的な措置を用意する」と約束した。

ブッシュ大統領は同午後、李明博（イ・ミョンバク）大統領が同問題で協力を求めた電話会談で「韓国国民の不安を十分理解する」と述べ「韓国に入ってはならないものが輸出されないようにする」と明らかにした。

李大統領はブッシュ大統領に「米国産牛肉の安全性について、韓国の消費者が不安を抱いている」とし「生後３０カ月以上の牛肉が輸入されないよう、韓国民が信頼できる実質的で効果的な方策を講じてほしい」と要請した。両首脳は同午後８時１０分から２０分間にわたって電話協議した。


青瓦台（チョンワデ・大統領府）側は「米国側が具体的な措置を取れば、３０カ月以上の牛肉は輸入されなくなる」と説明した。李大統領がこの日ブッシュ大統領に直接３０カ月以上の牛肉を輸出しないよう要請したのは、両国業者の自主規制を通じた「３０カ月以上牛肉輸出入禁止」の案に疑念を示す一部の憂慮を払拭させるための措置とみられる。

李大統領はこれに先立って、同日の昼、大統領府で開かれたキリスト教指導者との昼食を兼ねた懇談会で「米国側と多様な外交チャンネルを通じて再交渉に準ずる協議を行っている」と明らかにした。