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地方再・補選、与党ハンナラ党が惨敗

李明博(イ・ミョンバク)政権の発足以降、初めて実施された4日の地方再・補選(自治体の9首長、地方議会の43議席)で、与党ハンナラ党が惨敗した。

自治体の9首長選に6人を出馬させたハンナラ党は慶尚北道清道(キョンサンブクド・チョンド)の1カ所でのみ当選した。

野党統合民主党(民主党)候補は5カ所に出馬し、首都圏のソウル江東区(カンドング)、仁川西区(インチョン・ソグ)、全羅南道霊光(チョンラナムド・ヨングァン)の3カ所で勝利した。残り5首長はいずれも無所属候補が占めた。


29議席を争った広域議員選挙の場合、ハンナラ党は7議席の獲得にとどまった。民主党は14議席を達成した。野党の自由先進党(先進党)が忠清南道(チュンチョンナムド、2カ所)地域で全勝し、民主労働党が1議席、無所属は5議席を獲得した。

広域議員選挙では特に首都圏でハンナラ党が惨敗した。ハンナラ党は京畿道(キョンギド)の2カ所でのみ当選を決めたが、民主党はソウル2カ所、京畿7カ所など計9カ所で勝利し、圧勝をおさめた。釜山(プサン)の場合、4カ所のうち3カ所でハンナラ党が、1カ所で親朴派(朴槿恵前ハンナラ党代表を支持する派)の無所属が当選した。

14人を選ぶ基礎議員選挙ではハンナラ党が1人の当選を決めるのにとどまった半面、民主党は6人が勝利をおさめた。先進党が2人、無所属は5人が当選した。

開票の結果について民主党は「李明博政府に対する審判」とし、孫鶴圭(ソン・ハッキュ)民主党代表は「国民の主権を軽く考え、民生をないがしろにした李明博政府に対する激しい叱責であり厳重な警告だ」と述べた。

車英(チャ・ヨン)同党スポークスマンは「今回の選挙結果は、100日目を迎えた李明博政権に対する総体的不信任を示したものであり、米国産牛肉の再交渉を必ず実現せよという民心の表れ」と論評した。

ハンナラ党は衝撃に包まれた。ハンナラ党の趙允旋(チョ・ユンソン)スポークスマンは「国民との疎通が足りず、国民の気持ちをきちんと受けとめることができなかった」とし「今回の再・補選に表れた民心を謙虚に受け入れる」とコメントした。また「選挙以降、民心をきちんと把握し、国民と疎通して呼吸する政治、民生を最優先する政治を展開していく」と付け加えた。

今回の再・補選の最終的な投票率は23.2%だった。昨年4月25日に行われた再・補選当時の投票率(27.9%)よりも低かった。歴代の再・補選のうち最低の投票率は21%(2000年6月8日に実施)だった。



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