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習副主席の海外歴訪は習氏が3月に国家副主席に就任して以来、初めてだ。習氏は5年後、胡錦濤国家主席の後を継ぐ後継者として有力視されている。
北京の複数の外交筋は3日「習副主席が19日から3日間の日程で北朝鮮に滞在し、金正日(キム・ジョンイル)北朝鮮国防委員長に会うとみられる」と明らかにした。駐中韓国大使館関係者も「中国政府が3月以降習副主席の訪朝日程を調整していたが、最近日程が確定したと聞いている」と伝えた。
ある北京の外交筋は「習氏が国家副主席に就任した後、伝統的な盟邦の北朝鮮を最初の歴訪先に選んだということに大きな意味がある」と分析した。訪朝の目的について同筋は「北朝鮮と中国はかつても高官の人事改編以降は相互訪問を通じて顔合わせをする伝統があった」とし「胡主席をはじめ今後の5年間、中国を率いる新しい指導部が3月に決まり、今回の訪問が成立した点に注目すべき」と述べた。
習副主席は今回の訪朝期間に、金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長ら北朝鮮政界の高官らと相次いで会談する計画とされる。中国政府は習副主席を通じて「四川大地震事態の際、北朝鮮が温かい慰労と緊急支援を行ったことに対し、中国民を代表して感謝する」という胡主席のメッセージを北朝鮮側に伝えるものとみられる。
習副主席は訪朝を終え、21-22日にモンゴルを訪問した後、カタールとイエメンへ向かう。カタールとイエメン訪問は中国の指導者がこの数年間戦略的に進めてきた「資源外交」の一環、と北京外交界は分析している。
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