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北、WFPに緊急食糧支援を要請

北朝鮮が世界食糧計画(WFP)に食糧の緊急支援を要請したことが明らかになった。

政府の高位消息筋は31日「北朝鮮が2週間前にWFPに食料の緊急支援を要請した」とし「これをもとにジョゼット・シーランWFP事務総長が先月26日、韓国政府に援助を求める手紙を送付してきた」と明らかにした。

新政府が発足してから、対北朝鮮コメ支援問題は南北関係不和の象徴のように浮き彫りになっていた。そして、一部の市民団体は北朝鮮の深刻な食糧難を取り上げ、消極的な政府に圧力を加えた。政府は北朝鮮が食糧支援を先に要請してきた場合にのみ支援するという原則論から、先月19日の「北朝鮮住民の食糧状況が非常に深刻だと確認されるか、深刻な災害が発生した場合には、要請がなくても支援する」という立場に転換した。したがって北朝鮮がWFPに緊急食糧支援を要請したことは、深刻な状況であると分析できる。


北朝鮮はWFPに食糧がどれほど不足しているのか、どれほど深刻な状態なのかについて言及していないことが分かっている。最近、国家情報院は「餓死者が発生するほど深刻な状況ではない」との見解を示したが「良き友」などの対北朝鮮民間支援団体は北朝鮮で餓死者が大量に発生していると主張している。

統一部の関係者は「WFPから食糧支援の要請を受けたのは事実だ。しかし、現時点において決定事項が何もなく、これからさまざまな状況と要素を見守りながら検討していきたい」と話した。





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