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<環境キャンペーン>「CO2のない博覧会」麗水の挑戦



全南麗水市、主要施設LED照明、太陽エネルギー活用

「生きている海、呼吸する沿岸」――。


2012年5月12日に幕が上がる「麗水(ヨス)国際博覧会」のテーマだ。8月12日まで3カ月間続く博覧会には世界80カ国の40万人を含む800万人が訪れると予想されている。

問題は地球を熱くする温室ガスだ。多くの人が集まって夏の間に展示館で冷房をするためにはかなりのエネルギーを消費しなければならない。これはすなわち二酸化炭素(CO2)排出につながる。自然と科学の調和を成したクリーン・エコ博覧会を掲げた麗水市にとっては大きな悩みだ。

麗水市がその解決策を探しに乗り出した。展示館をCO2を出さない「親環境」施設として作ろうというものだ。CO2非排出施設は太陽光発電のような新再生エネルギーを取り入れ、CO2排出を無くしたり最小化したりすることをいう。

麗水市は2012麗水世界博覧会を「クリーン博覧会」として行うために環境部、全羅南道(チョルラナムド)と「気候変化対応モデル都市協約」を結ぶことにした。協約式は31日午後3時、全南大学麗水キャンパス国際会議室で、李萬儀(イ・マンウィ)環境部長官と朴晙瑩(パク・ジュンヨン)全羅南道知事、 呉炫燮(オ・ヒョンソプ)麗水市長(57、写真)が出席した中で開かれる予定だ



◇クリーン博覧会に挑戦=麗水市は博覧会施設設置計画によって永久施設と臨時施設設置が確定されれば組織委員会と協議して具体的な「CO2非排出施設」を定める方針だ。該当の施設にはエネルギー効率にすぐれた発光ダイオード(LED)照明を設置し、断熱性能を上げる計画だ。高効率冷・暖房システムを取り入れ、太陽光発電・太陽熱システムでエネルギーを確保する方針だ。

麗水新港地区97万平方メートルの敷地にはテーマ館と海洋テーマ館、国家館、国際機構館、協力企業館、アクアリウムが設置される。主要展示館の面積だけで25万平方メートルだ。ショールームの構造と設計は世界公募を通じて作る。博覧会が終わった後には海洋科学館と海洋教育体験センター、商業施設、大会議場として活用する計画だ。

呉市長は30日「博覧会が開かれる2012年まで麗水市全体のCO2排出量を10%減らす」と明らかにした。麗水国家産業団地がある麗水市は2005年の1年、全国CO2排出量の3.6%である2100万トンを排出した。毎年2.8%ずつ増えた場合、2012年には排出量が2592万トンに増える見通しだ。この展望値から10%(259万トン)を減らすのだ。

呉市長は「公務員と市民団体、企業、学界専門家で諮問団を構成し、気候変化条例を作って詳細計画を建てる」と強調した。海岸道路には風力・太陽光の街灯を設置し、、花と木を植えてCO2を吸収するようにする「花の都市」造成もその案のひとつだ。麗水産業団地はCO2排出が少ない「低炭素産業団地」に変える計画だ。

麗水市は来月3日、エネルギー使用量が多い15企業とCO2削減の自律協約を結ぶことにした。企業が清浄開発体制(CDN)事業に積極的に参加するように支援する内容だ。CDNは新再生エネルギー導入でCO2を減らし、減らした量だけ温室ガス排出権として確保した後、これを販売して収益を得る事業だ。呉市長は「クリーン・エコ博覧会で麗水が世界的な都市に生まれかわる」と話している。





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