|
ソン・イルグクは29日午後3時、誣告罪(ぶこくざい)で在宅起訴されているキム・スニ記者の2回目の裁判が行われたソウル中央地裁・刑事第7法廷に証人として出頭し、証拠として採択された防犯カメラデータの捏造をめぐり、激しい攻防戦を繰り広げた。
キム記者が同データが捏造された可能性の根拠として挙げた点は大きく3つだ。防犯カメラの画面上では、▽ソン・イルグクがカード式玄関錠にカードを認識させるなどの動作が省かれたまま玄関に入ってきている点▽検察が提示した防犯カメラのデータと裁判所が提示した同データに2秒ほどの時差があるという点▽システムの記録上、ソン・イルグクがカードを認識させた時間と玄関の中に入った時間の間の6秒間が防犯カメラに収められていない--という点だ。
これに対し、ソン・イルグクは「防犯カメラにいかなる捏造もない」と強調した。ソン・イルグクはいくつかの動作が収められていないことについて「足早に玄関に入ってきたため、防犯カメラが動作を感知し作動するまでに時間がかかる“ジャンピング現象”により、動作が収められていないと聞いている」と説明した。
6秒という時間が空くとされる部分については「カードを認識させた後、直ちに玄関に入った。1秒程度かかっただろう。6秒という時間がかかることはできない」とし「防犯カメラの認識時間とカード式玄関錠の認識時間に差がありうると思う」と供述した。
一方、ソン・イルグクは証言を終えて「被害者の処罰を望むか」という判事の質問に「処罰を望むが、過ちを認めれば考えてみる」と厳しい口調で答えた。
この記事を読んで…