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三星電機、高画質LCDテレビ量産へ

発光ダイオード(LED)のバックライトを使った、超高画質LCDテレビが大衆化する見通しだ。

三星電機は28日、従来の製品の半値のLCDテレビ用バックライトユニット(BLU)を発表した。来月から世界初の102センチ(40インチ)以上の製品量産を開始する。同社の呉邦元(オ・バンウォン)常務は「赤・緑・青の3色に代わり、直接開発した白色LEDひとつで、白色光を実現できるようになり、従来のものより、価格を40%ほど低く設定できた」と話した。

これまでLCDパネルのBLUは主に蛍光灯と同様の冷陰極蛍光ランプ(CCFL)を使用していた。ここから出た光が液晶を通過し、色を作り出す。CCFLの代わりにLEDを使えば、正確な色を表現でき、スポーツやアクション映画を見る際にも残像がほぼ残らず、高画質を保てる。それにも関わらず、LEDバックライトは価格がCCFLより3、4倍も高いために、実際に使用されることはなかった。しかし、三星電機がLEDBLUを発表し、今年の下半期からはこれを搭載した高画質LCDテレビが大量に登場する見込みだ。


業界ではLCDテレビの製造原価のうち、BLUの比率を5~10%と見ている。今回、三星電機が開発したLEDBLUは40インチ製品を基準に120ドル(約1万2500円)程度であることが分かっている。同じ大きさのCCFLより、2倍ほど高い。しかし、従来のものよりも、はるかに高画質なので需要が急増するものと見られている。





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