米国は、北朝鮮が提出した核開発計画関連資料を国際原子力機関(IAEA)と共有し、同資料を共同で検証する方針を決めたと25日付AP通信が報じた。
北朝鮮は今月初め、寧辺(ニョンビョン)の実験用黒鉛減速炉の稼働記録を記した1万8500ページにのぼる文書を米国側に提出した。
同通信によると、米国はこの稼働記録の真偽性を検証するためには、IAEAの調査団と判断力を活用するのが有益だと見てこのように合意した。合意は、北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の米首席代表を務めるヒル国務次官補(東アジア・太平洋担当次)とエルバラダイIAEA事務局長、そして中国政府当局者の協議を通じて成立した。
同通信は「米国が、IAEAとの情報共有について、北朝鮮の同意を得るために中国を仲裁者に選んだ」と伝えた。北朝鮮は国際社会で孤立する状況を避けるために、IAEA加盟国の地位を取り戻すことに関心があるだけに、米国とIAEAの合意を受け入れるだろうというのが米国側の判断だと同通信は付け加えた。
米ワシントンの外交筋は26日「北朝鮮の資料をIAEAとともに検証するという米国の計画に、北朝鮮が同意すれば、北朝鮮のIAEA再加盟と核不拡散条約(NPT)復帰への見通しは明るくなる」とした。続いて「北朝鮮がNPT体制に復帰すれば、ブッシュ米大統領は外交分野で業績を残した、という評価を受けるはずであることから、米国は中国を通じて北朝鮮を積極的に説得するだろう」という見方を示した。
米国が行う、北朝鮮の核施設稼働記録への検証の決め手は、核爆弾の製造に欠かせないプルトニウムが寧辺の原子炉でどれぐらい抽出されたかを把握することだ。
北朝鮮は今月初め、寧辺(ニョンビョン)の実験用黒鉛減速炉の稼働記録を記した1万8500ページにのぼる文書を米国側に提出した。
同通信によると、米国はこの稼働記録の真偽性を検証するためには、IAEAの調査団と判断力を活用するのが有益だと見てこのように合意した。合意は、北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の米首席代表を務めるヒル国務次官補(東アジア・太平洋担当次)とエルバラダイIAEA事務局長、そして中国政府当局者の協議を通じて成立した。
同通信は「米国が、IAEAとの情報共有について、北朝鮮の同意を得るために中国を仲裁者に選んだ」と伝えた。北朝鮮は国際社会で孤立する状況を避けるために、IAEA加盟国の地位を取り戻すことに関心があるだけに、米国とIAEAの合意を受け入れるだろうというのが米国側の判断だと同通信は付け加えた。
米ワシントンの外交筋は26日「北朝鮮の資料をIAEAとともに検証するという米国の計画に、北朝鮮が同意すれば、北朝鮮のIAEA再加盟と核不拡散条約(NPT)復帰への見通しは明るくなる」とした。続いて「北朝鮮がNPT体制に復帰すれば、ブッシュ米大統領は外交分野で業績を残した、という評価を受けるはずであることから、米国は中国を通じて北朝鮮を積極的に説得するだろう」という見方を示した。
米国が行う、北朝鮮の核施設稼働記録への検証の決め手は、核爆弾の製造に欠かせないプルトニウムが寧辺の原子炉でどれぐらい抽出されたかを把握することだ。
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