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<石油価格高騰>物流ストライキ発生に飛び火か

全国の運送業者個人事業主団体である貨物連帯が高騰するガソリン価格の対策と、運送料の現実化を要求し始めた。

貨物連帯は最近、声明を通じ、来月10日まで政府と物流会社などが適切な対策を講じない場合、運送拒否を含むストライキに突入すると明らかにした。

貨物連帯関係者は「ソウル~釜山間の往復運賃は約80万ウォン(約7万8000円)だが、ガソリン代が60万ウォン、(約59000円)、道路通行費が7万6000ウォン(約7500円)に達し、事実上、赤字運行をしている」とし「運賃の値上げをしたくても、荷主の優越的な地位と不公正な取引が慣行しており、値上げが不可能な状態だ」と話した。


現在、個人事業主は1リットル当たり、287ウォン(約28円)のガソリン補助金を支給されている。しかし補助金は2年前の水準で、1リットル当たり400ウォン(約40円)も値上がりした現在、個人事業主としての負担を軽減するにはあまりにも足りないというのが貨物連帯の主張だ。

これにより5年ぶりに物流ストライキが行われるのではないかという懸念も出ている。盧武鉉(ノ・ムヒョン)政府発足初年度だった2003年5月、貨物連帯は運送料の値上げなどを要求し、組織的に貨物の運送を拒否した。

農業や漁業に従事している人々も、昨今の石油価格の高騰に頭を抱えている。昨年6月、1ドラム(200リットル)に10万ウォン(約9000円)だった免税軽油は最近、17万ウォン(約1万6000円)程度まで急騰した。

漁村では漁を取りやめる漁船が続出している。東海(トンヘ、日本海)地方海洋警察庁の集計によると、今年、所轄の港から漁に出た漁船は31万9803隻で1年前より約10万隻減ってる。



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