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#場面<2>4月27日、ソウルではモンゴル人の行事2つが相次いで開かれた。 恵化洞(ヘファドン)国際教育振興院で開かれた‘在韓モンゴル青年の日’には留学生を主軸におよそ400人が参加した。 体育行事を中心に行われたこの日の行事には、ボロルマ・モンゴル教育文化科学相と元首相のドルチ野党党首も参加した。 蚕室(チャムシル)オリンピック公園体操競技場で行われた‘在韓モンゴル人行事’には、労働者を中心に約3500人が集まった。
#場面<3>毎月最終金曜日、ソウル木洞(モクドン)ソウル出入国管理所3階の‘結婚移民者愛の部屋’では、‘美女たちのおしゃべり’が開かれる。 ソウル結婚移民者ネットワークの月例会議が開かれるからだ。
「さじをひっくり返して食膳の上に置いたら姑に叱られた」(ヨム・スベスラナさん、27、ウズベキスタン)
「みんな最初はそういう失敗をする」(チョ・ミョンジュさん・46・中国)
「ベトナム人嫁が逃げないように外出させない韓国の家庭がいまだに多い」(アン・スンヒさん・35・ベトナム出身帰化)
世界各国から集まった結婚移民者はお互いの悩みや解決方法を話し合いながら、韓国人に近づいていく。 日本代表のオザワ・キリコさん(34)は「ネットワークに加入してから自分の世界が広がった」と喜んでいる。
国内滞留外国人の共同体活動が多様化し、規模も拡大している。 本国の政治家やマスコミを招待することもある。 インターネットを通じて就職関連の悩みを相談するのは普通で、本格的なコミュニティーが形成されているのだ。 まだ‘コリアタウン’や‘チャイナタウン’などの規模ではないが、その土台が築かれている。
スリランカ・モンゴルのほか、ネパール共同体は2月7日、KBS(韓国放送公社)88体育館でネパール新年行事を開いた。 94年に発足したミャンマー共同体も「釈迦誕辰日」の5月12日、伝統衣装姿で集まった。 京畿道安山市元谷洞(キョンギド・アンサンシ・ウォングクドン)‘国境のない村’では14年間、中国・ベトナム・モンゴル人らがそれぞれ集まって新年の行事を開いている。
国際結婚の急増で結婚移民者の共同体活動も活発になっている。
結婚移民者の数はすでに11万人を超えた。 ソウル出入国事務所の主導で06年9月に結成された「結婚移民者ネットワーク」は、ボランティア・運動会などを通じて参加者を増やしている。 昨年9月の1周年記念行事には400人余りが参加、インターネットコミュニティー(cafe.daum.net/immigration)を通した全国ネットワーク会員数は5000人を超えた。
ネットワーク活動を支援しているソウル出入国事務所のアン・スボ係長は「最初は人見知りをして消極的だった人たちが‘オンニ(お姉さん)’などと呼びながら活発に交流している」と話した。
結婚移民者の配偶者も動き始めた。 今年1月に済州道(チェジュド)で結成された‘多文化家庭済州協会’は、‘夫がもう少し積極的になろう’という趣旨で自発的に誕生した団体だ。
中国出身の妻と暮らしているオ・ミョンチャン代表(45)は「結婚移民女性の安定した定着には夫の理解と助けが絶対的に必要」と語った。
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