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ロシア連邦宇宙庁宇宙船調整プログラム部のアレクセイ・クラスノフ部長は21日、「帰還船後部の機械室が分離せず、正常着陸ができなかったため弾道着陸することになった」と話した。しかし、機械室が分離しなかった理由については具体的に明らかにしなかった。あるインターネット新聞は別の宇宙専門家の話を引用し「帰還船と機械室を連結する10個の閉鎖装置のうち、一部が正しく解除されなかったものとみられる」と報じた。米国航空宇宙局(NASA)は、事故の原因が解明されるまではソユーズ号を使用しないと明らかにした。
4月19日、イ・ソヨンさんら3人の宇宙飛行士を乗せて地球に帰還した宇宙船ソユーズTMA-11は、予想地点から420キロ離れた地点に着陸した。自動操縦装置の統制を受けていたため、正常着陸することに失敗し、非常着陸の一種である弾道着陸をする結果となった。搭乗宇宙飛行士は正常の約2倍の重力を感じ、帰還船は地面に30センチ食い込んだ。この衝撃でイ・ソヨンさんは首などの痛みを訴え、入院して治療を受けた。ロシアの一部メディアは「帰還船が大気圏に突入した際、飛行体勢を誤って捉え、2000度の高熱で燃え焼けそうになる危機にも遭った」と報じた。
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