|
家主のベク・ウサンさんは「家を新しく建て直したが、数日後には瓦の家で住める」と期待を表した。 里長のユ・クムリョル氏は「瓦の家が建てられてこの地域にも風情が生じた。最初は嫌がっていた人も今では韓屋を希望している」と話した。
務安郡夢灘面(ムアングン・モンタンミョン)ヤクシル村も、地域外の人まで加わって昨年2月から22世帯が韓屋を建て始め、15世帯が入居した。 7世帯が工事または準備中だ。 2階建て韓屋に住むパク・クァンイルさんは「コンクリートの代わりに木と黄土で建てた。家の中の空気は快適で、朝起きると体が軽い」と語った。ヤクシル村は今後、村にチムチルバン(サウナの一種)を設置するなど薬草健康体験村に特化し、観光客を誘致する計画だ。
全羅南道で‘韓屋の再発見’が進行中だ。 全羅南道は06年12月に支援条例を制定、最高2000万ウォン(約200万円)を無償補助し、最高3000万ウォンを融資するなど韓屋建築を奨励している。 一部の市・郡も追加で2000万ウォンずつ補助する。
◇民宿も韓屋人気=木浦市(モクポシ)が外達(ウェダル)島に建設した韓屋民宿3棟の7部屋は、休日になるとすべて埋まるほど人気だ。 ここを運営するキム・ジェヨンさんは「木浦港から船に乗って40分ほどかかる島だが、首都圏や嶺南(ヨンナム・慶尚道)地域から来る客が多く、韓屋での宿泊を喜んでいる」と説明した。
こうした韓屋民宿は、05年以降に全羅南道地域に新築されたものだけでも100カ所にのぼる。 今年もさらに20カ所が増える。 伝統韓屋を補修して客を受ける民宿も増えている。 有名観光地の韓屋民宿は数カ月前から予約しなければならないほどだ。
朴晙瑩(パク・ジュンヨン)全羅南道知事は「私たち固有の住居様式である韓屋は健康にも良く、立派な観光資源なので、観光便益施設になる」とし「韓屋の建築を各部門に積極的に導入し、韓屋産業を全羅南道の戦略産業に発展させたい」と述べた。
この記事を読んで…