|
米国ハリウッド映画を素材にしたテーマパークが仁川(インチョン)の松島(ソンド)に建設される。
大宇(デウ)自動車販売と米パラマウントライセンシンは20日、ソウル新羅(シンラ)ホテルで、パラマウント社が世界で初めて韓国にオープンすることにした映画テーマパーク「パラマウントムービーパークコリア」の出帆式を行った。 韓国に映画テーマパークができるのは初めて。
◇「ハリウッド+韓流テーマパーク」=パラマウントムービーパークコリアは、大宇車販売が仁川市東春洞(ドンチュンドン)に保有する49万9500平方メートル(15万坪)の敷地に建設される。 今年末に着工し、2011年末にオープンする予定だ。 ここには「トップガンローラーコースター」「タイタニック遊覧船」など映画を素材にしたアトラクションやリゾートホテルが建設される。 建設費用は総額1兆5000億ウォン(約1500億円)。
大宇車販売の李東虎(イ・ドンホ)社長はこの日の記者会見で、「初年度に500万人以上が来場し、3年以内に外国人観光客が100万人を超えると予想している」と明らかにした。 特に韓流への関心が大きい中国・東南アジアの観光客のため、パラマウント映画だけでなく、韓国の大衆文化要素を導入する計画も立てている。 李社長は「初期投資費用は大きいが、8-10年後から収益が出ると見込んでいる」と語った。
パラマウントピクチャーズのマイケル・コーコラン社長は仁川をテーマパーク建設場所に選択した理由について、「韓国の国民はハリウッド映画についてよく理解しているし、仁川には国際空港がある」と説明した。
大宇車販売はこの日、アジア地域のパラマウントライセンス保有会社EGEとムービーパーク建設・運営のための合弁法人‘PMPコリア’を設立した。 また国内外からの投資誘致のため英バークレイズ銀行、ウリ銀行と金融了解覚書(MOU)を締結した。
しかし実際の建設までには越えるべきヤマが多い。 李東虎社長は「この数年間、外国映画会社テーマパーク建設に関するMOUが40件ほど締結されたが、ライセンス費用や建設地確保問題のためいつも白紙に戻った」とし「今回の合弁法人設立にも3年かかった」と説明した。
有名テーマパークの建設は外国資本の誘致につながらないという指摘もある。 パラマウントやユニバーサルはテーマパークに出資せず、売上高の一定比率をロイヤルティーとして受け取る予定だ。 これに関連し李社長は「パラマウントが名前を掲げて推進する初めてのテーマパークであるだけに、パラマウントも収益の一部を法人に再投資することを考えている」と話した。
この記事を読んで…