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韓国戦争(1950-53)中に漢江(ハンガン)に墜落した米軍戦闘機の残骸と戦死者の遺体を発掘する作業が20日、パムソム(栗島)付近で始まった。 漢江で戦死した米兵の遺体を水中発掘するのは初めて。
今月30日まで続く遺体の発掘作業は、米国「合同戦争捕虜および失踪者確認司令部」(JPAC)が漢江大橋を基準に西側4・8・12キロ地点と東側10キロ地点を中心に行う。 韓国国防部の遺体発掘鑑識団の支援を受ける。
米軍側は韓国戦争中に漢江に墜落した米軍機を計4機と推定している。 この日、米軍水中発掘チームは2艇のゴムボートに分かれて乗り、サイドスキャンソナーと金属探知器を使って漢江パムソムと堂山(タンサン)鉄橋の間の水面8メートル下の川底を調査した。
ウィリー・ウッズチーム長はこの日、「まだ戦闘機と推定される物体は見つかっていない」としながらも「戦闘機の残骸が見つかれば、水中遺体発掘チームが本格的な発掘作業を実施する」と説明した。
国防部の関係者は「米軍は昨年、平沢(ピョンテク)湾で韓国戦争当時に墜落した米軍機を捜し出した」とし「漢江でF-7F戦闘機を見つければ、来年は海上クレーンを投入し、すべて引き揚げる計画と聞いている」と伝えた。
この関係者は「米軍は太平洋戦争当時に南太平洋パラオ島で戦死した米兵の遺体、ベトナム戦争当時に戦死した米兵の遺体を最近、水中で3-4回捜し出している」とし「水中での遺体発掘作業は非常に難しいが、米軍は最新装備を動員し、信念を持って作業にあたっている」と伝えた。
韓国戦争中に韓国で戦死し遺体が見つかっていない米軍は計6100人余りで、韓国だけで2000人にのぼると推定される。
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