ここ数年間、スマートフィットネス装備、ウェアラブル機器などスマートハードウェアがスポーツ産業の新たな成長を牽引している。バーチャルリアリティ（ＶＲ）、ＡＲなどの技術は人々の運動経験を再構成、向上させてスポーツ産業に新たなブルーオーシャンを創り出すものと期待される。

◇「データ分析する『クラウド個人トレーナー』」

深圳や広州の多くの公園に設置された野外スマートジムは市民の運動名所になった。ＱＲコードをスキャンした後に運動すれば身長・体重・体脂肪率・運動心拍数・エネルギー消費量などの情報が携帯電話にリアルタイムに表示されて過去のデータと比較・分析も可能だ。


このスマートジムは深圳市の好家庭健康科技が開発した。張佳華会長の紹介によると、全国にこのような野外スマートジムは４３７カ所設置され、累積利用者数は６４１２万人に達する。

張会長はスマートジムに次世代情報技術が融合してインボディーや運動データに対する動的追跡システムを構築してフィットネスを通した健康改善効果を直接目で確認できるようにしたと説明した。同氏は「クラウドの中の個人トレーナーとともに個人化されたオーダーメード型サービスを提供する」と話した。

ＡＩとハードウェアの向上は大量のスポーツデータの生産、収集および分析を可能にする。また、データ要素を活性化したり未来スポーツ産業発展のカギと見なされる。

首都体育学院体育人工知能研究員の霍波院長はデータ研究を通じて科学的なスポーツソリューションを構成して運動成果を改善することができると伝えた。


中国、運動とＡＩ技術を融合…スマートスポーツ分野で飛躍狙う（１）