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<Mr.ミリタリー>米国のアフガン撤収に見る韓国の安保(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
◆軍紀崩れて悪性事故相次ぐ

韓国軍の指揮部はどうか。軍関係者が政界に蹂りんされ、軍紀は崩れて悪性事故が続いている。前方には穴が多く、軍隊はまともに訓練せず無気力に陥った姿だ。ある現役兵士は昨年入隊した後、銃を一度も撃つことなく転役したと語った。「敵がいない軍隊が目的のない軍隊になった」という国民の力大統領候補・尹錫悦(ユン・ソクヨル)前検察総長の指摘に対し、「実戦的に教育訓練にまい進している」と述べた徐旭(ソ・ウク)国防部長官(6日)の言葉を信じる国民はどれほどいるだろうか。無能な軍指揮部が軍隊をつぶしている。最近の清州(チョンジュ)間諜団事件についても政府と国家情報院は沈黙している。軍捜査機関は北朝鮮定着スパイを2万-3万人と推定しているという。

米国のアフガニスタン撤収をきっかけに韓国の安全保障状況を振り返ると心配だ。私だけでがそう感じているのではない。「すべての権力は国民から生じる」という。大統領をはじめとする為政者は国民のために働く人たちだ。自身の栄達や格好のためにその場を与えられたのではない。それでも政府と軍指揮部は北朝鮮と中国の表情を見ながら国民を欺まんしている。結局、国の安全を脅かしている。国民の峻厳な定言命法である法の精神を違反しているのだ。1838年のリンカーン大統領の演説「私たちの政治制度の永続化」に出てくる言葉を記憶しよう。「法を犯すことは自分の父の血を踏みにじることであり、自分自身の人格と子どもの自由を破壊することだ」。


キム・ミンソク/軍事安保研究所委員


<Mr.ミリタリー>米国のアフガン撤収に見る韓国の安保(1)

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