韓国国会の禹元植(ウ・ウォンシク)議長が6日、国会サランチェ(迎賓館)で緊急記者会見を開いている。 [写真 聯合ニュース]
禹議長は「大統領任期初期は改憲が国政のブラックホールになるか立ち止まることになり、任期後半にはレームダックで推進動力が消える。新しい大統領の任期が始まる前に出口を開かなければならない」とし、改憲と早期大統領選挙を同時に進めなければならないと繰り返し強調した。禹議長は2段階の改憲を提案した。禹議長は「期限内に合意できるように議論は進めるものの、最も難しい権力構造改編は今回の機会に必ず行わなければならない」とし「足りない内容は来年の地方選挙とともに2回目の改憲を通じて推進することができるだろう」と説明した。
禹議長は国民投票法改正と国会憲法改正特別委員会(改憲特別委)の構成を改憲に向けた先決課題として提示した。
改憲は大統領や国会在籍議員の過半数の同意で発議し、国会在籍議員3分の2以上の賛成で国会を通過した後、国民投票(有権者過半投票、過半賛成)を経て確定する。ただし、在外国民のうち韓国内に住民登録や居所申告をしていない者は投票できないと明示した国民投票法条項が2014年憲法裁判所から憲法違反の決定を受けた。禹議長は「これが最も大きな手続き的障害物」と指摘した。憲法と国民投票法によると、国会が提案した改憲案は20日以上公告しなければならず、その後国会の議決を経た後、国民投票日・投票案は最小18日公告しなければならない。結局、早期大統領選挙38日前までに改憲特別委員会が合意した改憲案を出してこそ大統領選挙と国民投票を同時に進めることができる。尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領罷免60日以内に大統領選挙が行われる日程を考慮すると、20日しか時間がない状況だ。禹議長は「時間が充分ではないため、急いで進めなければならに」とした。
李在明(イ・ジェミョン)代表が早期大統領選挙と共に改憲することに同意したのかという質問に、禹議長は「民主党、国民の力の指導部と改憲議論に対する共感がある」と答えた。禹議長はすでに李代表と数回疎通して改憲について意見を交わしたという。国民の力の権寧世(クォン・ヨンセ)非常対策委員長は禹議長の提案に「改憲に参加して改憲特別委に参加する」とした。
禹議長は権力構造の改編と関連して「4年重任制に対する政党の共感がとても広いようだ」とした。
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