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韓国国防部長官、攻撃型武器への集中投資を予告

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
宋永武(ソン・ヨンム)国防部長官が就任後、国防部の幹部に「軍を恐竜から豹に変えるのが国防改革」と述べ、強力な改革を強調したと、複数の国防部関係者らが18日伝えた。

宋長官は「現在、軍は体つきだけが巨大で行動が遅い恐竜。国防改革を通じて素早く恐ろしい豹に変わらなければいけない」とし「戦争のパラダイムと戦場、武器システムが変化しているが、我々の軍はこれに追いついていない」と話したという。これを受け、国防部は現在の軍の構造と戦力体系を消極的な防御中心と判断し、これを積極的な攻勢中心に転換することにした。軍消息筋は「通常戦力だけでも北を震えさせることが目標」と説明した。

今後は海・空軍の戦力が大きく増える見込みだ。有事の際、北朝鮮軍が休戦ラインを越えてくる前に主要戦力・施設を打撃するには海軍の戦闘艦と空軍の戦闘機が適しているという判断からだ。さらに北朝鮮の後方地域を攻撃できる海兵隊の武器を補強する計画だ。


また国防部は弾道ミサイルを迎撃する韓国型ミサイル防衛(KAMD)体系より、北朝鮮の挑発が迫れば核・ミサイルなどの大量破壊兵器(WMD)を先制打撃するキルチェーン(Kill Chain)により多くの予算を投資することにした。別の軍消息筋は「KAMDを完成するには多くの費用と時間がかかる」とし「『敵が撃つ前に先に破壊する』というキルチェーンが北の核・ミサイル挑発を抑止するのに有効」と述べた。軍はキルチェーン強化のために「玄武」系列の弾道・クルーズミサイルと戦闘機から発射する精密誘導武器(爆弾・ミサイル)を大幅に増やす計画だ。

宋長官は「国防部の文民化」にも力を注ぐことにした。宋長官は「制服(現役軍人)は後方の国防部でなく前方の一線に配備されるのが原則」と繰り返し強調した。国防部の関係者は「宋長官は『国防部に命令-服従に慣れている現役と予備役軍人が多いのをみると、私が誤った指示を出してもそのまま遂行するおそれがある』と述べた」と伝えた。国防部では現在、5つの室長のうち1つだけを予備役将軍でない公務員出身者が担当している。宋長官は近いうちに室長の席の多くを予備役将軍でない人物で満たす方針だ。特に核心職務である国防政策室長の文民化に注目する必要があるという話が、宋長官の周辺から出ている。国防政策室は高高度防衛ミサイル(THAAD)導入過程で報告漏れの核心と見なされた。

また宋長官は海兵隊の将星を機務司令官にすることを検討している。海兵隊少将のうち1人を中将に昇進させた後、機務司令官(中将職)に任命する計画だ。機務司令官は前身の保安司令官(1975-90)を合わせてすべて陸軍から出ていた。さらに2人をを除いてすべて陸軍士官学校出身者だった。



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