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<アジア大会>韓国サッカー、ランキング92位のキルギスに1-0辛勝

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
強いチームとの対戦では臆して、弱いチームとの対戦では得点できない。韓国サッカーの恥ずかしい姿がそのまま表れた。「アジアの虎」という修飾語は過去の言葉にすぎなかった。国際サッカー連盟ランキング92位のキルギスを相手にかろうじて勝利をつかんだ。

キム・ハクボム監督が率いる韓国U-23代表(23歳以下)は20日、インドネシアのバンドンで行われたジャカルタ・パレンバン・アジア競技大会グループリーグ最終第3戦でキルギスに1-0で勝った。後半18分のCKから孫興民(ソン・フンミン、26、トッテナム)が直接ボレーシュートで決勝ゴールを決めたが、全体的に内容は良くなかった。

17日に格下のマレーシアに1-2で敗れた後、雰囲気は良くなかった。韓国はこの日、キルギスにも敗れればグループリーグ最下位で敗退する可能性もあった。マレーシア戦で振るわなかったFW黄喜燦(ファン・ヒチャン、22、ザルツブルク)とGKソン・ボムグン(21、全北)はファンの非難に耐えられずソーシャルメディアを非公開に転換した。孫興民のソーシャルメディアはマレーシアファンの冷やかしの書き込みに韓国ファンが反論し、争いの場に変わった。インドネシアでも韓国サッカーの敗戦は話題になっていた。ジャカルタのあるタクシー運転手は「韓国はロシアワールドカップ(W杯)でドイツに勝ったが、マレーシアがその韓国に勝った。時計の針が1970-80年代に戻ったようだ」と話した。


キム・ハクボム監督はキルギス戦の先発メンバーから黄喜燦とソン・ボムグンらを外し、精鋭メンバーを起用した。FWナ・サンホ(光州)、GK趙賢祐(チョ・ヒョンウ、大邱)などバーレーンとの第1戦(6-0勝利)に出場したベストイレブンのうち9人を起用し、孫興民までも先発に含めた。しかし試合の流れは良くなかった。キルギスがフィールドプレーヤー9人を下げて守備中心の戦術を見せると、韓国は右往左往して攻めあぐねた。前半だけで14本のシュートを放ったが、すべてゴールから大きく外れた。こうした試合内容が続くと、パスもうまくつながらなくなった。

キム・ハクボム監督は後半開始と同時に黄儀助(ファン・ウイジョ)の代わりに黄喜燦(ファン・ヒチャン)を投入して変化を与えた。しかし流れは大きく変わらなかった。孫興民は位置を変えながら攻撃ルートを見いだそうとしたが、孫興民にボールがわたるのも容易でなかった。後半の半ばにセットピース状況から孫興民が決勝点を挙げたが、それだけだった。同じ時間、バーレーン(1勝2敗)はマレーシア(2勝1敗)に3-2で勝ったが、もし韓国がキルギスに敗れればグループリーグ敗退となるところだった。

韓国は国際サッカー連盟(FIFA)ランキング164位のマレーシアに敗れ、92位のキルギスに1点差で辛勝し、E組2位(2勝1敗、勝ち点6)で決勝トーナメントに進出することになった。E組2位の韓国は23日午後9時30分、F組1位のイランと決勝トーナメント1回戦を行う。

F組は終盤まで混戦となった。イランはこの日、グループリーグ最終戦で弱体ミャンマーに0-2で敗れた。同じ時間、北朝鮮がサウジアラビアに3-0で勝利し、イラン、北朝鮮、サウジアラビア、ミャンマーが1勝1敗1分け(勝ち点4)を並んだ。結局、ゴール得失でイラン(+1)が組1位、北朝鮮(4得点)が多得点でサウジアラビア(3得点)を抑えて組2位で決勝トーナメントに進出した。

韓国はアジア競技大会で何度もイランと対戦している。歴代アジア競技大会で9回対戦したが、3勝4敗2分けと劣勢だ。1974年のテヘラン大会からの32年間は4敗2分けと、イランジンクスに苦しんだ。2010年広州大会の3位決定戦では4-3で辛勝した。難敵イランとの対戦で守備の要となるDF金敏在(キム・ミンジェ、全北)が抜けるのも悪材料だ。金敏在はこの日、前半17分にイエローカードを受け、警告累積でイラン戦に出場できなくなった。



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