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韓国美術品、史上最高額を更新…金煥基画伯作65億5000万ウォンで落札

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

ソウル江南区新寺洞ケイオークション展示場である観覧客が金煥基の1973年作品『静寂(Tranquility)5-IV-73 #310』を見ている。(写真=ケイオークション)

韓国抽象絵画の巨匠、故金煥基(キム・ファンギ)画伯(1913-1974)の作品が12日、競売で65億5000万ウォン(約6億3200万円)で落札された。韓国美術品史上最高だ。

ケイオークション(代表イ・サンギュ)はこの日午後5時から始まった競売で競売番号39番、推定価格55億~70億ウォン水準で出品された金煥基画伯の1973年作『Tranquillity(静寂) 5-IV-73 #310』(Oil on cotton、261×205センチが55億ウォンから始まって競合の末に、65億5000万ウォンに最終落札されたと明らかにした。ケイオ-クション側によると、今回の競売にかけられた作品は「ニューヨーク時代」の大作の一つで、金画伯が亡くなる1年前に製作されたものだ。この作品は2015~2016年、ギャラリー現代で開かれた金煥基画伯の展示に出品されて今回の競売に出ることになった。

ケイオ-クション側は「天の川の夜空を連想させる原形で点を打ち描いたのが整然としたリズムを取り、それを区切る白色の帯は点の流れを変えて単調な画面に緊張と活気をつける作品」としながら「色彩も明るく、青い光を帯びており、作家のきれいな生命力と叙情性が反映された最後の作品の一つ」と説明した。






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