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【社説】疾病管理本部のおろそかな対応がMERSの恐怖大きくした=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
中東呼吸器症候群(MERS・マーズ)の恐怖が広がっている。最初の患者が発見されてから1週間余りで患者数が8人に増えたこともあるが、この上なくおろそかな疾病管理体系のために恐怖がより一層大きくなっている。これまで発病した患者は最初の患者の家族と同じ病室を使った患者や医師など、密接に接触した人々だった。しかし28日、初めてMERS患者から10メートル離れた個室に入院していた患者がMERS判定を受けた。今回の事例により空気感染を否定する保健当局とは異なり、空気感染あるいは3次感染を懸念する疑念が高まっている。

保健当局の事後管理には大きな穴が開いていた。MERS診断を受けた3人目の患者の息子は高熱の症状により病院に行った後、中国出張に発った。彼は父親を見舞ったにもかかわらず隔離対象とされることもなかった。高熱の症状で保健所に電話で知らせたが、保健所側は大学病院に行ってみろと話し、その後保健当局に報告さえしなかったという。また、彼に処置を施した大学病院の応急室でも担当医師がすぐに申告せず患者が出張に行った翌日に報告したということだ。申告義務者さえ碌に申告しなかったことにより、彼と接触した職場の同僚、飛行機の乗客、病院医療スタッフなど隔離対象者がどんどん拡大している。

MERSは致死率が40%を越えるのに予防ワクチンや治療剤もない病気だ。それでも保健当局は初めから「伝染性が低い」として対応がおろそかだった。さらに確定患者の娘は自ら隔離検査を要請したが、保健当局が検査を断り4日後に確診判定をするなど病気に対する態度に誠意がなかった。専門家は「入念に疫学調査さえしていたら、これほどまでになることはなかったのに、おろそかな管理と申告遅れが重なって危険が高まった」と話す。保健当局は危険地域旅行者の自発的申告が重要だと強調する。申告すれば正しく処理するシステムも重要だ。特に新種の伝染病は変種の登場速度も速く、予測不可だという点から保健当局はすべての病気に緊張感を緩めてはならない。

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